2003.1.25の独り言

 よく耳にする「マーフィーの法則」という言葉。正確な定義は知らないけど、物事は「そうなってほしくない」と思うほうに転がるとか、「こういう時に限って」ということが重なるとか、そんなような意味だと思う。集中豪雨の直後、高速道路で津波に遭遇したのなんて、まさにそれ。お互い時速100km前後で走りながらすれ違ってるのに、なんだってまた相手が跳ね上げた大波が絶妙なタイミングで私の車のフロントガラスを見事に直撃するのさ?! 歩いてる時も、いつもそう。すたすた歩く私が、前をちんたら歩いている人を抜きにかかる場所に限って、電柱とか、前から来る人とか、障害物が現れてなかなか抜けない。

 もちろん、実際には「うまく難を逃れてる」場合のほうが圧倒的に多いわけで、単に間が悪かった時のことのみ強烈に印象に残るというだけの話だろう。

 それにしてもまあ、去年の12月頃から、なんかこういろいろと間が悪いことが多かった。オクラホマでは大雪に遭遇したこんな感じだった)。その後、この出張中に何回かあった飛行機乗り換えのうち、乗り継ぎ時間が最も短かったダラスに到着する便に限って遅れた。
(しかもダラスの空港、腹が立つほど広い。同じ航空会社の便に乗り換えるのに、まずバス乗って、次に電車乗って行かねばならない。ふざけてる。最後の最後はゲートまでダッシュ。すでに閉まっていた搭乗口の鍵を開けてもらって、どうにか滑り込みセーフ)

 年末年始は、もちろん(大晦日に猪木祭りがあるので・・・)日本に行っていたが、こういう時に限って、60〜80MBもの膨大なデータが電子メールで届く。アメリカにいる時なら電話代もかからないし(近距離通話はかけ放題で定額制)、電話線を1日繋ぎっぱなしにしたって何も支障ないのに・・・

 ちなみに、日本にいる間は遊びの時間をしっかり確保している。いろんな場所に足を運び、遊び回り、プロレスもいっぱい観て、毎晩たっぷり時間をとって食いまくり飲んだくれているから、他の時間が圧迫されて結果的に慌ただしくなる。まあ私の場合、「生きること自体」が生きる目的ではないので、仕事が忙しいからって遊びの時間は削れない。

 今回は、訪日直前に出張などが重なり、いつものように事前に原稿の書き貯めができなかったので、仕方なく日本でも遊びの合間に原稿を書いていた。こういう時に限って、クソタコプロバイダのサーバがトラブりやがって、制作管理を請け負っているウェブサイトのコンテンツがきれいさっぱり消え失せていた・・・。一瞬、何が起こったのかわからず、次に頭の中が真っ白になった。メールで問い合わせたって、週末だったせいか返事ひとつ来やしない。
(週が明けてから返事が来たけど、その頃には自力で復旧済み。消えた状態を見ていないせいか、一言の謝罪もありゃしない。なんでこうアメリカのプロバイダって、どこもかしこもタコなわけ?! 時間ができたら絶対にプロバイダ変えてやるぅ。どこかお薦めあったら教えて・・・)

 どうしようもないので、友達にノート機持ち込めるインターネットカフェを教えてもらい、秋葉原まで出かけていった。前述の大量データの受信と、ウェブサイト復旧のための60MBほどのデータのアップロードに、ネットカフェまでの往復で、ただでさえ足りない時間を大いに浪費する。同じトラブルでも、LAの自宅にいる時ならもっと素早く柔軟に簡単に対応できたのに・・・

 帰米した翌日、起きたら留守電に仕事の依頼が入っていた。大慌てで準備して、現場に急行。翌日も取材、帰ってきて速攻、2時間を超える録音の文字起こしに手がつりそうになる。ようやく写真も文章も送り終わった深夜、メールを確認したら、別件の仕事依頼。翌日中に追加原稿くれ、と言われ、泣きそうになる。

 長時間寝てしまわないようにベッドではなくカーペットにごろ寝したのに、翌日起きたら昼だった(バカ → 自分)。あせりまくりながら原稿書いてたら、そーゆー時に限って東京から電話。前夜送ったのとは別カットの写真をくれ、と言う。「もうすぐ印刷に回すんで、急いでください」って、だったらもっと早く言って(涙)。さすがに今は全部デジカメ撮影だからフィルムより楽だけど、それにしたって約150枚の写真から希望に添うの選んで体裁整えて伝送するの、大変なんだから・・・

 どたばたが終わってみれば、すでにもう次の締め切り目前。これはなんとしても週末のうちに仕上げ、来週は月曜早朝の飛行機でシカゴへ・・・。この出張から帰ってきたら少しは余裕ができるかと思ったけど、2月の頭に税理士と会う前に2002年分の経費をまとめておかないといけないんだった・・・。ぅぐぐ・・・

 誓って言うけど、私は普段からいつも忙しいわけではない(んなこと誓って、どうする・・・)。サラリーマンやってる友人なんかの話を聞くと、彼らのほうが常によっぽど忙しい。連日深夜までの勤務に休日出勤と、体は大丈夫かいな?と心配してしまうほどコキ使われている。よくそんな状態で、頭脳労働できるよな。
(そういう人たちって、一体どうやって雑用するの? 掃除は? 洗濯は? 部屋の片づけは? 請求書とか領収書とか精算書とかの整理管理は? 雑誌や本読む時間、ある? 私、そういう時間が取れなくなったら、多分、気が狂う。そもそも自分の身の回りのことを他人に任せられない性格だから、生活が成り立たなくなる)

 ・・・で今現在、時間がないくせに、なんでこんなもん書いてんだよ? はい、もちろん、現実逃避です。


 今冬のLAは比較的暖冬だけど(25日なんぞ、外に出た瞬間に暑くて驚いた。どう考えても30度超)、南の一部地域を除いて今冬の北米はかなり寒いらしい。シカゴは連日、最高気温がマイナス10度前後だとか。

 出張に行くのがすっごく怖いんだけど・・・。さらにシカゴより車で3時間ほど北にあるグリーンベイって場所にも行くんだけど、そんな場所で車って、ちゃんと動くんだろうか・・・。もちろんレンタカーは北国仕様になってるとは思うけど、非常に不安。


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