99.12.16の独り言

 最近、中身がからっぽのメールがよく届く。サブジェクトは書かれているが、本文の部分が空っぽ・・・。知らない人からのメールがほとんどだし、いかにもDMっぽい差出人やサブジェクトのものが多いので、気にせずにびしばし消去していた。

 「本文を書く前に間違って送信ボタンを押しちゃったんだろう」と思うよね、普通。そのわりに、本文入りで再送されてきたことはなかったけど・・・

 同僚に「空っぽのメールがよく来るんですけど、何なんでしょうねぇ」と聞かれ、ちょっとだけ気になり始めた。私は律儀な人間なので(?)、質問されたら適切な答えをしなければいけないかな・・・と思って。

 以来、「びしばし捨てる」前にメールのソースを見てみることにした。すべて例外なく、Windows版のOutlook Expressから送られた、HTMLメール(スタイル情報付きメール)であった。どうやら本文は、書かれているが見えないだけらしいことがわかった。

 それまでのスタイル付きメールは、単に見にくい(醜い?)、重い、テキストとして書き出す際に不便、不愉快、といった程度であった。しかし、普通の状態で本文がまったく見えない(メーラー=電子メールソフトウェアがある)というのは、許容範囲を超えているんじゃないのか?

 もちろん、同じOutlook Expressからのメールをちゃんと読めるメーラーはあるだろう。また、私が使っているメーラー以外にも、読めないメーラーがあるかもしれない。

 そんなもの、スタイル情報なんか送らず、ごくごく普通にテキスト情報だけ送れば何も問題ないじゃないか! プレーンなテキストメールを読めないメーラーなんて、あり得ないんだから。

 メールを送る時、「読めない人は読んでくれなくて結構」と思って送るヤツがいるのか?! 読んで欲しいから送るんじゃないのか?!

 何が悪いって、諸悪の根元はマイクロソフト(M$)である。このクソ傲慢な馬鹿会社は、「世界中のパソコンユーザーはOutlookもしくはOutlook Expressを使っている」、あるいは「使うべき」だと思っているのだろう。Internet Explorer(およびNetscapeだとうまく表示されないウェブサイト)の状況にそっくり。

 パソコンを買ったばかりで何が何だかよくわからないけど、すでにパソコンにインストールされているし、無料だし・・・と思って、普通の初心者は使うわなぁ、Outlook Expressを。もちろん、HTMLメールとかスタイル付きメールとか言われても何のことやらわかるわけない。最低限必要な設定だけしたら、あとの設定は変更せず、とりあえず使ってみるわな。

 ここまでHTMLメールが増えると、ユーザーに文句を言う気はまったく失せてくる。初期状態で「HTMLメールを送る」設定にしているマイクロソフトが悪いのである。しかも、インターネットのルールを知っている中級上級ユーザーはあまり使わないであろう、Outlook Expressという初心者向けメーラーにおいて。

 マック版のOutlook Expressは、ようやく5から初期状態で「スタイル情報を送らない」設定になった。Windowsユーザーには・・・「お前らに選択肢はねぇ」「Windows使ってる時点で、すでにM$の支配下にある」「おとなしくM$のソフトだけ使ってればいぃ〜んだよ。さもないとシステムが機嫌損ねるぜ」とでも言いたいのだろうな (_ _;;;...

 結局、「M$のせいで本文が見えないメール」だろうと、「ユーザーが故意に設定したスタイル付きメール」だろうと、そういうメールは「きっと読んで欲しくないのだろう」と勝手に解釈して、びしばし捨てている。わざわざソースの表示までして中身を確認するのは、発信人が知り合いの場合だけだ。会ったこともない相手からのメールに、誰がそこまでするか!

 まぁ、何が笑えるってM$作のヘルプファイルに「主にインターネットを使ってメールを送信する場合、受信者側で表示できない可能性のある書式設定の付いたメッセージ形式は使わず、テキスト形式を使用します」と書いてあるから、大爆笑というか、噴飯ものというか、呆れ果てて言葉を失うというか・・・

 てめぇ〜が諸悪の根元のくせに、よくもまぁ、恥ずかしげもなくこんなことを書けるもんだ。

(実は、このネタを「書こう、書こう」と思いつつ雑務に追われているうちに、普段使っているメーラーがアップデートされてしまった。そうしたら、前まで中身が何も見えなかったメールも読めるようになってしまった。どうせなら読めないほうが「読めないから設定、直してね」って、初心者の知人に説明しやすかったんだけどなぁ (^^ゞ...
 前バージョンでは、本文にエディタから文章をペーストした後でメーラーを一度終了し、再起動して送信すると勝手にスタイル情報が送られてしまっていた。スタイル情報を送らない設定にしていても、である。わかっていても、やってしまうことが少なくなかった。これだけ他人のことボロクソ言っといて、ソフトのバグとはいえ、非常に格好悪くて情けなかった (_ _;;;...
 とりあえず、このバグはアップデートで解消されたようだが、まだまだ油断大敵。どんな状況で何が起こるか未知である。当分は緊張と試行錯誤のメール生活が続く・・・)


 パソコン&インターネットがらみの不満ついでに・・・

 死ぬほど迷惑なWindows Updateを見習い(?)、世の中「オンライン・アップデート流行り」である。種々のソフトウェアはもちろん、Mac OSもついに9からオンライン・アップデートが採用されてしまった。

 世界中の人間が、各自マシンを1台ずつしか持っていなくて、それら全部がインターネットに接続されているとでも思ってんのか?!

 マシン(システム)なんて、いっぱい持ってんだよ! なんでアップデートのために、いちいちそれぞれのシステムでインターネットに繋ぎ直さなきゃいけないんだよ! 時間と電話代の大いなる無駄だっての! 大体、デカい(ダウンロード)ファイルは会社の専用線で素速くダウンロードして、リムーバブルメディアで自宅に持って帰りたいんだよ!

 インターネット使ってない人間は、どうすんだよ! パソコン買ったら、すべてを絶対にインターネットに繋がなきゃいけないのかよ!(雑誌の付録CD-ROMにはアップデータを収録しません、って宣言してるメーカーもあったな)

 ご親切にバックグラウンドで勝手にアップデートしてくれるソフトもあるそうですが、んなの余計なお世話だ! 知らんうちに勝手にアップデートされたら、「他のマシンもアップデートしなきゃ」って、気づくことすらできないじゃないか!

 頼むから、クソ迷惑な余計なお世話アップデートはやめてくれ! いや、やめなくていいから、汎用アップデータも普通にダウンロードさせやがれ!!!


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