11月18日に出張から戻って落ち着く間もなく、徹夜の嵐を乗り越えて、11月24日からオランダに行って来た。

現地での足となったAUDI

ホテルの部屋からの眺め 夏だったら、いいだろうなぁ

アントワープの繁華街

鍋１つが１人分のムール貝 ポテトが必ず付いてくる

ワッフルは甘さ控えめ なんでもやたらと味が濃い アメリカとは違う

　オランダまでの飛行機はデトロイト経由。感謝祭の連休の前日だけあって、デトロイトまでも、そこからオランダまでも機内は満席。西海岸出張からの帰りの便に続き、またしても窓側の席は取れず・・・（電話で座席を予約しておかなかったのが敗因か）

　オランダのスキポール空港到着予定は朝の６時過ぎであったところ、５時過ぎに到着してしまう。そんなに早く着かれても困るんだけど・・・。機内で出入国カードが配られないので多少、不安になる。最近、日米しか往復していないから忘れてしまったが、外国に入る時は、機内で出入国カードを記入するものだったような・・・？

　結局、出入国カードなしで入国審査。それも、パスポートを見せただけ。帰りの航空券も見せず、渡航目的も聞かれず。「長く滞在するの？」「１週間くらい」という会話のみで、あっさりスタンプを押されて無事に入国。向こうは私の情報を何も控えてないから、このまま欧州に居座ったら、私の消息は世界から消えるわけね・・・（？）
＃本当にこんなんで、いいのか？！
（入国の時に、あんなにネチネチうるさく聞いて、なかなか入れてくれないのって、アメリカくらい？）

　空港内のレンタカー会社のカウンターは、６時半まで開かない。アメリカ感覚で「空港からレンタカー会社のバスに乗って、レンタカー屋のオフィスに行く」と信じ込んでいる私は、夜明け前のクソ寒い中、表に出てシャトルバスを待とうと考えた。しかし、バス乗り場はたくさんあるが、「レンタカー」という表示のバス停はない。その辺にいた何人かの人に尋ね、「そこ」と言われた辺りで待ってみる。しかし、それらしいバスはまったく来ない。（アメリカだって、そんな早朝にレンタカー会社のバスがびしばし走ってるかどうか、知らないけど）

　あまりに寒くて、６時半に空港内のレンタカー屋のカウンターに戻る。するとナント、その場で手続き終了、車のキーもくれた。車は、空港の目の前の駐車場にあるという。
＃いかんいかん・・・、アメリカンな先入観で行動しちゃ・・・

　それにしても、私が「AVIS行きのシャトルバスの乗り場は？」と聞いたら、「その辺」と教えてくれた人たち、一体、何を教えてくれていたのだろう・・・？？？

　晩秋のオランダの朝は、７時過ぎというのに真っ暗。地図を見たってどうせわからない。ホテルの住所にある地名と、海沿いであるという情報を頼りに、車を走らせる。高速を適当に下りて海に向かってまっすぐ走っていたら、突き当たりにいきなり目的のホテルが現れ、大いに感動する。

　ホテルの部屋には、午後までチェックインできないと言われ、大荷物だけ預けて再び車へ。外はまだ真っ暗。天気も悪くて、どぉ〜〜〜んより・・・

　欧州、特にベネルクス３国は非常に小さいので、地図を見ながらアメリカ感覚で走っていると、予想よりずっと早く分岐が現れる。気づいた時には手遅れ・・・ということ数回。道もアメリカみたいに単純ではないので、よそ者には難しい。日本を訪れた外国人も、苦労してるんだろうなぁ・・・

　意味もなく岬の先端に行ってみるが、天気が悪くて景色どころじゃないので、車の中で２〜３時間、昼寝する。いい感じのタイミングで目覚め、日本から到着する人を迎えに再び空港に向かう。

　ちなみに、レンタカーはAUDIのワゴンでディーゼル。何年ぶりかに運転するマニュアル車が嬉しい (^^...♪　外観はデカく見えないが、中はそこそこ広い。サスは、アメ車（最近は日本車も？）みたいにふにゃふにゃしていなくて、いい感じ。インパネの作りもしっかりしていて、利用者への気配りもアメ車と違ってばっちり。エアコンが温度を設定するタイプなのは、すごい（単に私が高級車に乗ったことないだけ？）。エンジン切っても消えないオーディオに、「おぉ〜。ドイツ車って、そうだったよなぁ〜」と意味もなく感動。

　車内には、ちゃんとゴミ袋まで用意されている。交換用の電球やヒューズのセットが、トランク内のわかるところに置かれているのも素晴らしい♪　同じAVISでも、アメリカとは違うわぁ〜。

　空港で人を拾い再度ホテルに向かうが、朝はあんなにあっさり到着できたホテルに、どうしても到着できない。ハーグの繁華街に突っ込んでしまい、にっちもさっちも行かなくなった。そこで、犬の散歩をしていたおじさんに道を尋ねたところ・・・
「俺の車について来い！」
このおじさん、犬の散歩を中断して、ホテルまでの結構な道のりをずっと先導してくれた (; ;...
＃なんて親切 (; ;...

　ホテルの部屋は、普段アメリカでBest Western（全米チェーンの中級モーテル）にばかり泊まっているせいか、とぉ〜っても豪華で感動的・・・。スイートかと思うほど広い。世界一背が高いオランダ人サイズなのか、湯船は深くて大きい。簡易キッチンも付いている。それで宿泊料は、シリコンバレーなどホテルの相場が高い場所にあるBest Westernと変わらないか、安いくらい。

　一方向の壁はすべて窓で、その外にはベランダ。海岸線が一望に見渡せる。と言っても冬なので、景色はどぉ〜〜〜んよりしている。海岸も（夏はトップレスでにぎわうリゾート地らしいが）、荒波とどろく日本海ならぬ北海・・・というわけで、寒々しいだけだったりした (^^ゞ...

＃こんな素敵な部屋に、真冬に一人で泊まるなんて、なんてもったいない・・・（？？？）

　翌日金曜日は、朝食後に協議の結果、ベルギーにムール貝とワッフルを食べに行くことになる。ベルギーのアントワープまでは、ハーグから車で１〜２時間。まるで日本の都市のような渋滞＆狭い道＆隙間ない路上駐車に「欧州」を感じながら、どうにか現地通貨を手に入れ、繁華街に駐車場を見つける。めでたく「ベルギー名物・バケツ（？）入りムール貝」を食べ、ちょっと街を散策。土産のベルギーチョコレートを入手し、腹がこなれたところで、これまたベルギー名物のワッフルも食べる♪

　前夜、何とかホテルの部屋からインターネットに接続しようとかなり遅くまで努力したため、この日はどっと眠くなり、とっとと早寝してしまう。インターネット接続の方法は３種類ほど確保して出かけたのだが、どうしても繋がった瞬間に切れてしまう。ターミナルウィンドウによる、CompuServe経由のNiftyすらダメだった。「ホテルのPBXの問題だね」と勝手に納得して、接続は諦めた。

（長くなってしまうので、続きは次回に・・・）

　30日に帰国してから数日間、なかなか多忙であった。先日のメール消滅に続き、今度は１週間もメールを確認できない、という前代未聞の（？）トラブルに見舞われたので、会社のアドレス宛のメールが溜まりまくり。全部処理するのに２日ほどかかった。オランダで撮った写真を整理したり、年内最後の締め切りのために原稿書いたり、週末になってようやく落ち着いた。

　しばらく寝不足が続いていたので、「この週末は寝てやるぞぉ〜！」と誓っていた。しかし、予想はしていたのだが、体が貧乏性モード（？）になっていた。久々に早起きする必要がない土曜日なのに、８時過ぎに目覚めてしまった・・・。まぁ、いっか。いろいろ雑用もあるし、本や雑誌も溜まってるし・・・