99.8.15の独り言

 うちの会社では毎日、ニューズレターを発行している。配信方法は、ファックスか電子メールである。電子メール配信の場合、ニューズレターの種類によって、いくつかある会社の代表メールアドレスから送信する。代表メールアドレスのうちの1つは、送られてきた電子メールが私のところに転送されるようになっている。

 商売で配信しているニューズレターであるから、もちろん有料である。当然、無断転送は禁止されている。しかし、配信数が増えてくれば無断転送するヤツも現れる。転送して商売をしているというのでもない限り、ある程度は仕方ないと思う。

 無断転送なんて、普通にやったらバレるハズがない。しかし、バレて、うちの担当者から苦情を言われる輩が後を絶たないのである。

 本文だけコピー&ペーストして送ればいいものを、うちから届いたメールをそのまま誰かに転送するヤツが多い。この方法だと、メーラーにもよるが、発信人がうちの会社のままの状態で相手に届く場合がある。運悪く(?)転送先のアドレスが存在しなかったり、メールサーバに問題があったりすると、うちの会社宛にエラーメッセージが届く。メールのヘッダを見れば、どこをどう通って転送されたか、大抵はわかる。

 こうして届いた無断転送メールに対して、メーラーの「返信」機能を使って返信するヤツも少なくない。本人は、転送してくれた相手に送っているつもりなのだろうが、送信人がうちの会社になっているのだから当然うちの会社に届く。かくして私は、見ず知らずの人から謎の「(多くは)世間話メール」をもらうことになる。この場合も、ヘッダ情報を見れば大抵は「犯人」がわかる。

 中には、自分が金払って購読してるニューズレターでもないのに、内容に関して「無邪気に」うちの会社に質問してくる能天気な人もいる。法人が組織的に無断転送している場合、受け取った社員は「会社が金を払っている」くらいに思っているのだろう。もちろん、社内転送を前提とした場合、購読料金は変わってくる。こんなのがバレた日にゃぁ、相手の会社の担当者は青くなって平謝りである。

 みんな、アホやねぇ・・・

 電子メールというのは、簡単に送れてしまう分、かなり怖い媒体でもある。無断転送は論外としても、間違って別人に電子メールを送ってしまうようなミスは簡単に起きてしまう。かくいう私も昔、個人的なメールでボケをかましたことが2〜3回あったりする。

#みなさん、くれぐれも気を付けましょう(^^ゞ...


 前回の独り言で書いた「1セント硬貨がない店」の話に関して、読者の方がニューヨークタイムズの記事を送ってくださった。それを読んで、もう驚いたのなんの・・・

 7月31日付のその記事によると、ニューヨーク市全体で「1セント硬貨不足」なのだそうだ。あるマクドナルドの店舗では、10ドル分の1セント硬貨を持ってきた人にビッグマックを無料でプレゼントしているそうだ。ある銀行では、窓口に1セント硬貨を50個持って来た人に5セント余分にプレゼント(両替の話なのか、預金の話なのか、記事からは不明)しているとか・・・

 この読者の方は、「お釣りに1セント硬貨がない」と言われた経験をかなりなさっているようで、大抵はおまけしてくれたがダメな店もあった、とのこと。前回の独り言に書いた店だけの問題ではなかったのか・・・

 私の周りの何人かに聞いてみた。彼らの中には「ニューヨーク市全体の1セント硬貨不足」について知っている人はいなかった。レジに1セント硬貨がなくて、店員が自分のポケットから1セント硬貨を出してお釣りとしてくれた、という経験をした人はいた。

 それにしても、例えば東京23区で1円玉が消える、なんてことが起こり得るか??? 私の頭は、さらに「???」になってしまった。まったくもって、深まる謎である。

 ニューヨークタイムズには「多くの人が自宅に1セント硬貨を溜めているのも一因では」と書いてあった。そういう人たちは、町中にあふれているホームレスに自宅の1セント硬貨、全部あげれば? で、ホームレスがそれ持ってマクドナルド行って、ビッグマックもらえば調度いいじゃん(???)。

 記事には、このマクドナルドには「毎日最低1人は1セント硬貨を両替してビッグマックをもらって行く人がいる」と書いてあった。
#しかし1セント硬貨10ドル分って、1000枚数えるの、えらい大変そうなんだけど・・・


エッセーのメニューに戻る
  • 次回の独り言に行く
    過去の独り言メニューに戻る
  • 前回の独り言に戻る
    トップに戻る