99.7.23の独り言

 今週は、6〜7月ニューヨーク・コンベンション月間(?)の最後を飾る、MACWORLD EXPOがあった。最も、夏のMACWORLD EXPOがニューヨークで行われるようになったのは去年からだ。おととしまで、夏はボストンで開催されていた。おととしは、それを理由にボストンに行けて、ついでにあちこちドライブして、それはそれでとっても楽しかったのだが・・・。

 ボストンのMACWORLD EXPOには1回しか行っていないので偉そうなことは言えないが、ボストンとニューヨークでは、会場の雰囲気もなんとなく違う。ニューヨークだと、熱気が少ないというか、まるで普通のコンベンションのようというか(ちなみに、古くからの参加者も、どこぞで似たようなことを言っていた)。私が参加したボストンは、ジョブズがアップルに復帰した直後だった。そのせいかもしれないが、コンベンションというより「ジョブズ祭り(?)」であった。

 ニューヨークでのMACWORLD EXPOは、地元であるせいも多分にあるとは思うが、楽しさが少ない。例えて言えば、「猪木祭り(そんなもん、あるか!)」に行ったのに、参加者が新参者の新日ファンばかりだった・・・みたいな。

 閑話休題。

 水曜日は、朝の9時から我らが(?)スティーブ・ジョブズの基調講演だった。最近の私にとって未知の時間である6時半という早朝に起床。8時に会場に着いたら誰もおらず「ほよよ?」と思ったのもつかの間・・・今回はいつもの地下のホールではなく3階が講演会場になっていた。マンハッタンのコンベンションと言えば、いつも同じJacob Javitsが会場なのだが、3階での基調講演は初めてである。行ってみりゃ、既に、それはそれは長い列ができていた。

 もちろん前の方の席には座れず(それでも、プレスおよび関係者用の座席エリア自体が前にあるので、一般客よりははるかに前方)。写真撮影も諦めて、APに頼ることにする。

 会場のBGMが途切れ、スクリーンにはお馴染みの「iCEO Steve Jobs」の文字。そして・・・ジョブズ登場・・・。およ? 今日のスティーブは何か妙に若々しいぞっ、と思ったら、なんと登場したのはノア・ワイリだった(^◇^ゞ...!

 ノア・ワイリというのは、先日放送されたテレビ用映画でジョブズ役を演じた俳優。この映画、内容もさることながら、ジョブズといい、ゲイツといい、配役がモデルとなった人物に妙に似ていて面白かった。この映画のビデオを見たばかりだったので、違和感もなくワイリをジョブズだと思ってしまった。わはは(^^ゞ...

 本物のジョブズが登場してみりゃ、そりゃやっぱり随分と違う。「2人のジョブズ」をカメラに収められなかったのが非常に残念。さらに、俳優だけあって(?)、ワイリはかなり格好いい。双眼鏡か、せめて眼鏡を持ってくれば良かった。返す返す、近くの席に座れなかったのが残念である。

 ステージでは、ワイリがジョブズに向かって「Are you still virgin?」という、映画を見ていないと意味不明のギャグを飛ばしていた。映画を見ていて、他の観客と一緒に笑えて、本当に良かった♪

 ところで、最近見るたびにジョブズが年老いていくようで悲しいのだが、今回は若い頃のジョブズ(???)と並んでしまったために、なおさら年老いて見えた。あの髭がまた、じじむさい。剃れば、もう少し若く見えそうなもんなのに。余計なお世話だろうけど。

 さらに余計な話。講演中にジョブズがマックを操作する場面があったのだが、明らかに「マックを使い慣れていない」ということがわかった(^◇^ゞ...(いや、何を使ってるのかまでは知りませんよぉ。NeXTかもしれないし・・・。何も使ってないかもしれないし・・・)

 それでもやっぱり、「世紀の催眠術師、ジョブズ」は健在であった。人を話に引き込むのが本当にうまい。「カリスマ」というのは、この人のためにあるような言葉である。

 私は「猪木信者」だが、目の前でスティーブに語られたら改宗してしまうかもしれない・・・。だけど、1週間くらい経って目が醒めたら、懺悔して「猪木信者」に戻ります・・・。

 再び、閑話休題。

 ジョブズの基調講演は、QuickTimeを使ってインターネット生中継されていた。諸事情あって、このエキスポの記事を速攻で上げる羽目に陥った私は、録音したジョブズの話を聞きながら即日、原稿を書いていた。アップルのサイトにアクセスしてみれば、既に基調講演がオンデマンド放送されている♪ これは超便利である。音声も映像も確認しながら文字に起こせるのだ。

 個人的には、RealVideoのストリーミングより、QuickTimeのストリーミングの方がはるかに好印象。プレイヤーのインターフェースのデザインによるところも大きいと思う。この辺、ソニーしかり、アップルしかり、本当に上手である。機能が似たようなものならアップル(ソニー)にしよう、と思わせる。

 RealVideoによる「UFO第4戦」ストリーミングより、「ジョブズ基調講演」ストリーミングの方が、はるかに使えた。猪木さんも、RealVideoやめてQuickTimeにすればいいのに・・・(?)。

追記:ジョブズの基調講演は、RealVideoでも生中継されていたそうだ。また、QuickTime、RealVideoともに、回線の混雑に伴う放送全体の遅延、映像の遅れ、放送自体の断絶、接続不能などが多々あったようだ(しかし何故かQuickTimeよりRealVideoの方が数分遅れた放送だったそうな)。「UFO第4戦」と同じだったか・・・。ジョブズも言ってた通り、放送技術うんぬんより、インフラを整えない限りどうしようもないんだな、これが。(7.24)


 自宅で使っている地域電話会社が、ようやくBell AtlanticからMCIに変更された。

 随分と前にかかってきたMCIからのセールスコールに応じ、その場で面倒な手続きをしたにもかかわらず、忘れた頃になって「まだMCIに変更されてないから、すぐに電話して」なんて手紙が届いた。「またかい(_ _;;;...。なんで、こうなるんだよ?!」などと思いながら電話をかけたら、「あ、既にMCIに変更されたから、その手紙は無視して」なんて言われて、さらにわけがわからなかったりしたけど・・・。

 何はともあれ、うちの電話は無事にMCIになった。先日、MCIから料金体系などの詳細を書いた冊子が届いた。よぉ〜っく読んでみて、驚いた。

○Bell Atlanticに比べMCIは、基本料金が3/4
○1回電話するごとに課金されるBell Atlanticに対し、
 MCIは毎月100回までの市内通話は無料
○101回目からの電話料金も、Bell Atlanticより安い
○電話料金の支払いのために、いちいち小切手を郵送しなくても
 クレジットカードに課金してくれる

 なんだよ、いいことずくめじゃないか。もっと早くセールスコール、かけてくれよ。

 とにもかくにも、大嫌いなBell Atlanticとおさらばできて、とっても嬉しい。


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