99.1.20の独り言

 いやぁ〜、ひどい風邪をひいてしまった。

 そもそも、会社が始まって以来10日ほど続いていた「平熱37.5度状態」は他に風邪の症状が何もなく、明らかに心因性のものだった。目に見えてわかるほど抜け毛も激しくなっていた。さらに、11日の週は出張前の物理的な多忙に、どうしても出張前に見たいビデオが手に入ったりといった事情が加わり、寝不足が続いた。ついでに木曜の夜は雪が降りしきる荒天の中、出張前に一度集まりたかった友人たちと食事にでかけてしまった。

 とりあえず金曜日は気合いでこなし、「やっと3連休だぁ〜(^^...」と気が抜けたのか、土曜にいきなり懐かしい(?)風邪の症状が現れた。とりあえず薬飲んで寝てたが、一時は40度近くまで熱が上がった。ベッドの中でうなりながら、「出張に行けなくなったらどうしよう」と、そればかり考えていた。

 木曜に会った友だちの1人と、他の用事でメールをやりとりした。なんと彼女も39度を超える熱を出して寝込んでいたそうだ。他の2人が無事だったか、それだけのためにメールを出す元気はなかったので知らない。やはり、あんな日に出かけるもんじゃなかったか(_ _;;;...。

 実は私、ニューヨークに来てからまともに風邪をひいた記憶がない。春や、いい加減初夏になって、多少咳が出たり、微熱が出たりといったことは1〜2回あったが、風邪と言うほどのものでもなかった。3年ぶりだからって、3年分まとめて来なくてもいいだろうが・・・(_ _;;;...。

 熱が上昇中の時は、布団の中でセーター着てても寒気が止まらず、手足が冷たくて寝付けない。それが、39度を越えてなおも上昇中となると、全身の関節という関節が痛くなり、布団の中でうめく羽目に陥る。この状態は2回ほどあった。薬を飲んでしばらくすると、今度は熱が下降状態になり、全身から発熱して汗ぐっしょりになる。これほど顕著なものとは、何だか感動してしまった。

 結局、土日の間、30分から長くても2時間に一度は起きて、薬飲んだり、水飲んだり、汗かいた服を着替えたり、熱を計ったりしていた。熱は2度程度の幅で乱高下を繰り返していた。さすがに疲れた。やたらとTシャツの洗濯物が増え、一時は干す場所に苦労した。

 月曜日はうちの会社は休みであった。火曜日からの出張の準備、3連休あれば余裕だろうと思って何もしていなかった。土日がつぶれてしまったお陰で、月曜にまだ正常じゃない頭であせってやることになった。

 しかも、熱がある程度引いたら、今度は鼻水が止まらない。3連休、一歩も家を出なかったのでティッシュの在庫も底をつき、トイレットペーパーの予備さえも使い切ってしまった。鼻の下や唇はひりひりと痛い。ついでに、咳も止まらない。咳しても、鼻かんでも、腹筋がたまらなく痛い。(腹筋運動で使う腹筋と、咳で使う腹筋は違うのね(^^ゞ...)

 月曜に何本かするはずだった出張先への電話、とてもできず。ホテルの予約がやっと終わったのが月曜夜の11時過ぎ。「あぁ〜、もう、とにかく、とっとと寝よう!」とベッドに入ったはいいが、こんな時にまたしても熱が上昇状態に(_ _;;;...。寒気がして眠れず、仕方なく起きて熱を計ったら38.5度あった。もちろん、強力解熱剤2種類、まとめて飲んで寝る! 全身、湯たんぽのように発熱し滝のような汗をかきながら、とりあえず眠れた。

 火曜日は無事に5時半に目覚め、6時過ぎに家を出て空港へ。空港カウンターで咳込んでいたら、隣のお兄ちゃんが見かねて飴をくれた(^^ゞ...。「ありがとう」。・・・という訳で、何とか無事に「テキサス・療養の旅」が始まったのであった。ああ・・・しんどかった(_ _;;;...。


 ところで、こんな「たかが風邪の体験」を、さもすごぉ〜〜い体験のように書いてる私って、実は変かもしれない。だって毎年、冬になると、皆「これでもか?!」ってくらい「風邪ひいた」って言ってるもんね。私自身が最近まったく風邪をひいていなかったので、「どうして皆、そんなに風邪ひくの?」と、不思議な気分にすらなっていた。しかし皆さん毎年、場合によってはひと冬に何度も、こんな大変なことを経験してるんだねぇ。久しぶりに体験してみて、苦労がよくわかった。というか、思い出した。

 お互い、体には気を付けましょう(^^...♪(とってつけたような締めの言葉(^◇^ゞ...)


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