98.11.21の独り言

 今回は約2週間の西海岸滞在中のこと、いろいろ。

 ラスベガスのエンターテイメントの取材であちこち歩き回っていた。そこで感動の発見。MGMグランドで「デビット・キャシディー」がショーをやっていた! 日本では弟のショーンの方が有名だが、アメリカでは一斉を風靡した、いわば西城秀樹のような誰知らぬ人ないアイドルだった。私はその昔、彼が主演のテレビドラマを東京12チャンネルで見てファンになり、彼が歌うドラマ主題歌のEPレコードも持っている。同時期にアイドルだったレイフ・ギャレットは、今ではすっかり禿げたデブのおっさんになりコンピュータ関連の仕事をしているという情報を、直前にロスで得たばかりだった。

 まだショービジネス業界で活躍していたとは・・・。かなり感動(^^...。

 撮影した写真のできをその場で確認したかったので、何気なくラスベガスの中心部にある「1時間写真」に現像を頼んだ。取りに行き値段を聞いて固まった。24枚撮り3本の同時プリントがナント!100ドル近い・・・。なんという、一見さんしか相手にしていない、観光客の足下を見た商売! 2度と頼むか!

 ストラトスフィア・タワーの世界一高い場所にあるフリーフォール。超デブのおやじが乗ろうとしている。安全バーをロックしようと従業員が3人がかりで押している。吹き出しそうになった。結局バーはロックできず、超デブおやじは降ろされていた(^^ゞ...。

 COMDEX期間中はラスベガス近辺のホテル代がいきなり2〜4倍に値上がりする。

 これはCOMDEX期間中だけか、大手のホテルはいつもそうなのか、日経ビジネスの記者が「市内電話に1回1ドルもチャージされる」と書いていた。私は、ラスベガスで愛用していたモテルがあった。部屋の中にジャグジーがあり、広くて豪華なのに、モテルなので大手ホテルと比べゲキ安。中心部からも近くて便利。少なくとも去年ここに泊まった時は、市内通話は無料だった。

 今年もここに泊まろうと予約電話をかけたら、管理会社と思われるところに電話が転送され、そのモテルは無くなったと言われてしまった。行ってみたら、確かに更地になっていた。大手ホテルの狭い部屋に1泊300ドルも払いたくないので、今年は郊外に宿を取って毎日ラスベガスに「通勤」していた。

 郊外なので、プロバイダのAPまでは長距離通話になる。ところで、締め切りの関係上、現地でCOMDEXの記事を完成させねばならなかった。情報収集にウェブを使わねばならない。たらたら表示されるウェブサイトにいらいらし、画像を非表示にしようと思った。昔のブラウザには明らかに画像非表示の選択肢があった。私の探し方が悪いのか、Netscape4.5だけか、ついに画像非表示にできなかった(_ _;;;...。

 車を運転しながらラジオを聴いていた。「Phone Sex」・・・? まるで長距離電話会社のCMのように普通の口調でしゃべっているので聞き間違いかと思ったが、何度も連呼している。もしかしたら、長距離電話会社のCMのパロディーなのかもしれないが、一瞬あせった。

 知り合いの共同通信の記者は、タクシーに相乗りしたら運ちゃんは1人ずつから正規料金を取った、と言っていた。COMDEX期間だからかどうか、不明。いずれにしても、凄い世界だ。

 ラスベガスの土産物屋。2ドル12セントの買い物に5ドル札と5セント硬貨2枚、1セント硬貨2枚渡した。店員はおつりに何やら小銭を出している。またレジに「5ドルだけ」打ち込んだのかと思って「5ドル12セント渡したでしょ?」と聞いた。「いや、もらったのは5ドル8セントだ」と言う。4セントのことで不毛な争いはしたくないので、素直に改めて5セント渡して3ドルと1セント返してもらった。

 渡されたのが5ドル8セントだと思ったら、受け取る前に何か言えよ! 何が嬉しくて、2ドル96セントのおつりをもらうためにわざわざ小銭を余分に渡すんだよ! 理解に苦しむ。

 ラスベガスからロスに戻る途中の道に、いきなり検問ができていた。この道を通るのは4年ぶりか。昔はこんなのなかった。何かと思ったが「果物持ってるか?」と聞かれた。陸続きだし、砂漠のラスベガスは果物の産地でもないし、害虫が発生しやすいとも思えない・・・。謎だ。

 ロスの友人に聞いた話。彼が仕事でアラスカ航空を利用した。一般客の搭乗前にハンディキャップのある人を先に乗せる、というアナウンス。その英語を理解できない、日本人と思われるおっさんたちが我先に搭乗口に並んだ。係員「英語しゃべれる?」、おっさんたち、よくわからないけどとりあえず首を横に振る。彼らはそのまま、何故か一般客より先に搭乗して行ったそうな。

 友人曰く「英語しゃべれないってのも、障害のうちに入るみたいよ」・・・。ホントかよ(_ _;;;...。(まぁ、係員も面倒くさかったんだろうけど)


 私、自称、世界一間の悪いヤツ。

 小切手でもらう給料を銀行に郵送で入金している。いつもは2日ほどで入金になるところ、何故か出張直前に限り、えらい時間がかかったようだ。西海岸で銀行口座からATMで金をおろせなくなり、原因を確かめようもなく、クレジットカードからキャッシングする羽目になる。

 溜まった郵便物の中には、不渡り小切手のペナルティをチャージする、という銀行からの通知(_ _;;;...。大家さんが小切手を銀行に持って行くのが遅かったお陰で、家賃の小切手が不渡りにならなかったのが不幸中の幸いか・・・。

 いつもクレジットカードに自動的に課金されるはずの定期購読物の代金。こういう時に限って何故か請求書が送られてきている。しかも私は留守、再度の督促状まで来ている(_ _;;;...。

 1ヶ月も前に発注した品物、巨大なので自宅宛の配達を頼んだ。宅配業者の選択の余地はなく、私の天敵UPS。出張直前には、来そうな時間を見計らって2日も家で待ったのに、UPSは絶対に私が家にいる時には来ない。他に方法がないので、会社宛に転送を依頼。

 どうせタクシーだから、出張の帰りに会社に寄って荷物を取って来ようと思った。しかし飛行機が遅れまくり、さすがに夜中の1時に会社に寄る元気もなく計画断念。

 久々に出社した金曜日。私の席の近くに置かれた箱は思っていたよりずっとデカく、17インチモニタの箱くらいある。会社のカートを借り、何度もバランス崩して荷物がコケ、一人悪態つきながら歩いて持って帰る。途中から土砂降りの雨、家に着く頃にはずぶ濡れ(_ _;;;...。

 結局、こういう目に遭うようになっている。運命さん(?)、いつもいつもホームページのネタを提供してくれて、ありがとう。


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