98.7.8の独り言

 初夏のニューヨークのコンベンション・ラッシュの締め、MacworldEXPOが始まった。普段はすっかりだらけきり、「基調講演なんて目が覚めたら行けばいいや」の私も、さすがにすてぃ〜ぶ(スティーブ・ジョブズ)の基調講演に遅れる訳にはいかない。そういえば去年はボストンまで夜中に車を飛ばして行ったっけ。

 無事に目覚めた朝、流しでいきなり小型ゴキブリに遭遇。今年はホウ酸団子のお陰で全くゴキブリが登場していなかった。あまりに久々だったので、寝ぼけた頭で一瞬どう対応すべきだったか考える。ヘア・スプレーで退治。

 「あのゴキブリは下水を伝って他からやってきたばかりだったのかな」など、どうでもいいことを考えながら、勢いよく顔を洗っていた。私は洗顔にしても歯磨きにしても、勢いよく力を込めすぎるのである。両手で顔の泡をこすっていたら、勢い余って小指を鼻の穴に突き刺してしまった(_ _;;;...。呆れるほど間抜けである・・・。顔中泡だらけなのですぐに止血する訳にも上向く訳にもいかず、鼻血の止まらないことったら・・・。

 しかし、鼻血ごときでゆっくりしていられない。すてぃ〜ぶに会いに行かなくては! とりあえず落ち着いたところで靴紐を結ぼうと下を向いたら、またまた流れ落ちる鼻血(_ _;;;...(品のない話でスンマセン)。会場まで、「上を向ぅ〜〜いて、歩こぉ〜〜〜♪」、降り出した雨が顔に冷たい。

 予定通り30分前に会場に着き、開場を待つ人垣を後目に係員に「プレスはどこから入るの?」「えっと、プレスはその列」。が・・・がぁ〜〜〜〜〜ん!!! なんと、そこには100メートル以上あろうかという列が!!! 私が馬鹿だった。なめていた・・・。思えば自分だって去年、最前列中央の席を取るために、夜明け頃から列んだじゃないか。地元だと思って、力いっぱい気が緩んでいた。仕方なく、上を向いて列ぶ。「下向いてメモ取ってる時に血が落ちてきたらどうしよう」、さらに「ジョブズを見て鼻血出したと思われたらどぉ〜しよぉ〜」などと、しょぉ〜もないことを考えながら(_ _;;;...。

 ようやく入場開始となるも、前列の席など望むべくもない。ようやっと空席をみつけてもぐりこむ。プレス枠の席だけ見ても、一体この世の中に出版や報道に関わる会社がこんなにあったんかい?!と思うほどの混雑ぶり。COMDEXでのゲイツくんの基調講演の取材陣より多いぞ。やっぱジョブズの人気は凄いわ。何たってカリスマ、神様。Macworldにおける彼は、下手したら新日における猪木以上の存在であることを忘れていた。

 この人、そのうち大統領選にでも立候補したら、当選するかもしれない。嫌われ者のゲイツくんじゃぁ〜、逆立ちしても無理だが。

 講演は15分遅れて始まり、たっぷり1時間も予定をオーバーする大サービス(?)。少々ステージまで遠かったことと、朝の鼻血騒動で眼鏡を忘れたお陰で、去年ほど洗脳されなかったものの、すてぃ〜ぶの人を惹きつける力はやっぱり凄い、うん♪

 講演後は展示会場を歩きまわるも、少し続けて動くと鼻の中を流れるものが・・・。慌てて鼻をすすり上を向くことの繰り返し。私ってぇ〜のも、自分で思わず愛おしくなってしまうほど(?)、大ボケ野郎である(_ _;;;...。

iMacに興味のある方は・・・


 結局、家に戻って落ち着くまで、鼻血が止まらない一日であった。実は、同様の理由で鼻血を出したのは初めてではなかったりする(^^ゞ...。しかし、ここまで勢いよく突き刺して、これほど重症(?)に陥ったのは、初めてであった(_ _;;;...。(自慢にも何にもなりゃしない・・・)

 家に帰って・・・はい、少しでも被害を小さくするために、すかさず爪を切りました・・・。
(ちなみに私は爪を伸ばして形を整えるなんてことに、全く興味ありません(^◇^ゞ...。単にそろそろ切る時期だったんですねぇ)


エッセーのメニューに戻る
  • 次回の独り言に行く
    過去の独り言メニューに戻る
  • 前回の独り言に戻る
    トップに戻る