ニューヨークではPC EXPOが開催されている。当地で頻繁に行われるコンベンションの中でも、かなり規模は大きい。参加者も業界関係者から一般消費者まで多岐に渡る、なかなか華やかなお祭りだ。最も私にとっては、オフィスにいる時間が減る、プレス向けパーティーや発表会で連日タタ飯が食べられる・・・という程度の意味しかない(^^ゞ...。
今日は一般公開初日であった。行きの地下鉄の中で、いきなり商売道具のペンを忘れたことに気づく。なんという気のゆるみ・・・。会場に着き、入場バッジをもらうための長蛇の列を後目に「へへっ、バッジなら持ってるもんねぇ〜♪」と既に郵送されて来ていたバッジを首からかけ、さっそうと展示会場へ。
とりあえず知り合いやクライアントのブースに忘れぬうちに顔を出す。もちろん、ボールペンを配っているブースに寄り、持って来なかった商売道具を手に入れることも忘れない。そうこうする間に11時半をまわり、そろそろ食事のためにプレスルームに向かうことにする。
左が正しいPC EXPO用バッジ 右が間違ってつけていたバッジ よく見なくてもかなり違う(^^ゞ... |
食事はまだ出されていないな、と思いながらコーヒーを入れていたら、目の前で昼食の用意が始まった。我ながら何と絶妙なタイミング♪ 一番に食べ物を皿に取り、昼食の配給求める列が長くなる頃には、再び展示会場へ。
ソニーのブースが、日本で大人気の薄型VAIOで埋め尽くされている。軽い興奮を覚えながら、説明員のおっちゃんに「これ、日本で売ってるのと同じヤツ?!」「ついにアメリカでも売ることにしたの?!」と聞いてしまった。「日本のは233MHzでしょ。これは266MHzだから、もっと速いよ」「発売は4週間後」だそうだ。百聞は一見にしかず、とはまさにこのこと。文字でB5サイズだ、厚さ何センチだと言われても、ピンとこなかったが、この薄さと軽さは言葉に言い表せない感動。デザインも想像以上に格好いいじゃないか! 軽薄短小モノが存在せず、無骨なデザインの製品ばかりのアメリカでは、かなりの衝撃だ。
会場の端っこの方でシャープのブース発見。もちろん期待に胸膨らませて覗く。ありましたよ、予想通り、VAIOの対抗製品(日本での商品名忘れました(_ _;;;...)。それも、何十台と505を並べたソニーに慌て、大急ぎで取り寄せたかのように3台だけ(^^ゞ...。システムのインストールすら間に合わなかったのか、1台なんて日本語Windows95のまま。こちら、発売は9月だそうな。
カメラのフィルムがなくなったので、会場の売店で買う。10ドルだという。もちろん会社に請求するから「レシートちょうだい」と言ったら、すっげぇ〜嫌そうな顔の店員。ここで初めてレジを打つ。正確には9.95ドル。レシートと一緒に5セントのおつりを面倒そうによこした。ったく、こんな大会場の売店が、すげぇ〜商売してるよなぁ。
このJacob Javitsコンベンション・センターは、会場内の軽食屋にしても、遠くから来た人が驚いて値段を問い返してしまうほど高いのだそうだ。しかも、場所は超辺鄙。以前、何かのイベントで来た際、司会者が「世界一、不便な国際会場へようこそ」「ニューヨークは、こんな重要な会場にまともな交通手段を提供していない世界で唯一の都市だ」と皮肉っていた。この司会者も私に劣らず、ニューヨークが嫌いなんだろうなぁ(^^ゞ...。私は仕事以外でこんな場所に来ないので、どうでもいいが。
しかし、やっぱりコンベンションは疲れる・・・。今日は久々に雨も降らず比較的夏らしい日だったことが、唯一の救いか。明日もこのまま、降らないといいなぁ。
あるメール配信ニュースで「銀塩カメラもデジカメに取って代わられ、LPの運命をたどるのかと思うと淋しい」と書いてあった。
脳ミソ、腐ってるんじゃないか?!
いちいち、理由を挙げるのもアホくさいわ!
もちろん将来、銀塩フィルムに代わる媒体が登場する可能性は否定しない。しかし、今のデジカメがちょっと売れてるからって、そのために銀塩カメラがなくなる訳ねぇ〜だろ!!!
百歩譲って一般消費者に限ったとしても、てめぇ〜、1ヶ月、旅行に行くのにデジカメだけ持って行くんかい?! それとも、仕事でもないのにわざわざ重いノートもかついて行くんかい?! 海外だったら電源変換アダプタと大量の電池と大量のメモリ・カードでも買い込んで行くんかい?!