98.5.25の独り言

 この週末は、月曜日がアメリカの数少ない祝日の一つ「メモリアルデー(戦没者記念日か?)」で、久々の3連休だった。たまった雑誌の山が少し片づいたが、未だに先日買った単行本にたどり着いていない(^^ゞ...。

 最近はすっかり暖かくなったニューヨーク、どうやら梅雨は明けたらしい。会社の帰りにまだ明るい街を歩く足取りも軽い。

 先週のある日、夕方から雷雨になった。ほんの夕立なのだが、一時はかなり降りが激しかったので、地下鉄で帰ることにした。同じことを考えた人が多かったのか単に帰宅時間帯だったのか、地下鉄はそこそこ混んでいた。2つ目の駅を発車した次の瞬間、地下鉄は急ブレーキで停車した。「何事だ? また誰かがドアに挟まったまま発車したのか?!」

 しばしの後のアナウンス。雨で管制システムがダウンしたから、この路線の全ての車輌が緊急停車した・・・だと。確かに同僚から、自分が利用する地下鉄は雨でよく止まる、と聞いたことがあった。私はあまり地下鉄を利用しないせいか、これが初めてだった。どのくらいで復旧するものやら・・・しかし、わざわざいつもは乗らない地下鉄に乗っているのだから、途中で降りてたまるか。

 ニューヨークの地下鉄の車掌は真ん中の車輌にいる。私の乗った車両には、車掌がいた。エアコンや電気はついているのに、緊急停止時にはドアは自動で開かなくなっているのか、車掌が降りたい人のために一部のドアを開けに鍵を持って出てきた。こいつがまた、コメディアンのようなおばちゃんだった(当然、太っている)。「どのくらいで復旧するの? 1時間とかかかるの?」という乗客の問いに、至って陽気に「さぁ〜、私は占い師じゃないからねぇ〜♪」。一人、そこらの乗客に冗談飛ばしまくりながら、人並みを押し分けてドアを開けに歩いていった(_ _;;;...。

 まぁ、今さらこれしきのことで驚かないし、緊急の用事もないし・・・。私の前の席の乗客も降りて行ってしまったので、「ラッキー♪」と座って雑誌を読みふける。幸い、ほどなく地下鉄は動きだした。無事に最寄り駅に着き地上に出たら、雨はすっかりあがっていた。

 ロサンゼルスは雨に弱かった。ちょっと激しい雨が続くと、高速道路が閉鎖されたり停電したり、そんなことが一冬に何回かあった。元々は雨が降らない砂漠地帯だったし、仕方がないかと思っていた。

#ニューヨークなんて、しょっちゅう雨が降るじゃねぇ〜かよ! 砂漠でも何でもないじゃないか! なんで、これしきの夕立で地下鉄が止まるんだよ?! 大体、道だって超でこぼこで排水が悪いから、雨が降れば横断歩道全体が池になって超遠回りしないと歩けないし! どこが世界の大都会だ! こんな不便な街が世の中にあるか!

 早く壊しに来てくれ・・・>ゴジラ


 何故、戦うのか
 何も直接の利害がある訳でもないのに
 時間が有り余っている訳でも
 論争が好きな訳でもないのに


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