98.5.17の独り言

 どうも最近、日本の友人と話していると、時代から取り残されているような気がしてならない。もちろん、仕事がら、ハイテク関連の最新技術の情報は日々、耳に入れてはいる。しかし、数年先に実用化の見通しの最新技術なんて、毎日の生活に何の関係もない。第一、新しい電化製品が出たところで、アメリカに住んでいる限り何の関係もない。

 MD・・・存在すら知らないアメリカ人が大半だろう。日本人でも、アメリカに長い人は知らかったりする。日本人以外が持っているのを見たこともない。ソフトだって、大きな音楽店では売ってはいるが、ラインナップが非常に少なく、生ディスクに至っては入手困難らしい(私も持っていないので、よく知らない)。MDだけあっても、デジタル録音対応のAV機器がないから、結局アナログ録音しかできないんだろうなぁ。先日日本に帰った時、他人が持ってたMDドライブ(パソコン用じゃないんだから、こんな言い方しないって?! 何て呼ぶの?!(^◇^ゞ...)と綺麗なケースに入ったディスク、物珍しそうにしみじみと見てしまった。

 DV・・・私もデジタル・ビデオカメラの存在くらいはさすがに知っているが、規格が標準化されて民生品として複数のメーカーから発売されているなんて、数日前に日本事情に詳しい方から聞くまで知らなかった。あわてて、ソニーのホームページを見に行ってしまった。あぁ、情けない(_ _;;;...。まぁ、アメリカでは、フルサイズのVHSカセット使うビデオ・カメラ使ってる人も、別に珍しくないしね。8ミリだって、どのくらいのアメリカ人が知っているか、疑問だ。

 携帯電話自体はアメリカの方が早くから普及していたが、電話機本体はふた昔前の自動車電話みたいだ。日本のリカちゃん電話みたいな携帯やPHSには、何回見ても改めて感動する。色だってカラフルだし・・・。最も、アメリカでは車で使うことがほとんどだし、持ち運びも車だ。かなり小型のものでも、内ポケットに入れて歩こうとすると分厚くて気になる。

 マンハッタンだけ多少事情が違っていて、私が来た2年前には携帯を持っている人など、ほとんど見かけなかった。車に乗らないし、地下鉄の構内では使えないし、ということで携帯が不要なのだなと思っていた。最近、歩きながら話している人をちらほら見かけるようになった。リカちゃん電話の1.5倍くらいまで小型になってはいるが、色はほぼ100%グレー。

 さすがにVHSのビデオデッキは普及しているが、これまた信じられないような仕様の製品があったりする。私の持っているデッキは、とにかく安さで選んだシャープ製。再生さえできれば不満はないと思って買った。で・・・テープのカウンタがゼロにリセットできないのだ。テープを入れ替えても、自動的にゼロにもならない・・・。再生&巻き戻しを繰り返していれば、当然カウンタもずれてくる。テープを入れた時にカウンタが「何時間何分」の辺りになっていたか覚えておかなくてはならない。

 だって、まさかこの世の中にカウンタをリセットできないビデオ・デッキが存在するなんて思わないもの。買う時、カウンタ・リセット機能があるかどうか、誰がいちいち確認するものか。絶対にこんな仕様の製品、日本で売ってないだろ!<シャープ。

 DVDって、日本では普及してるんだろうか? アメリカで普及する訳ないのは当たり前なんだが・・・。LDだって、全くといっていいほど普及しなかったし。しかし、こればっかりはどうもなぁ。エリア・プロテクトってのが納得できないし、数年後には規格そのものが見直されてそうだし。パソコン用のDVDにしても、追記型のは笑っちゃうくらい規格がいっぱい登場してるし。DVDの話題だったら、日本の人ともできるかなぁ。


 毎日、寒い寒いとぶーたれていたが、有り難いことにここ数日は暖かく晴れた日が続いている。本当に体が夏仕様にできている私は、暖かくなるとテキメンに元気いっぱいになる。ずっと悩まされていた肩と背中の凝りも、暖かい週末に久々にゆっくり眠ったらすっかり治ってしまった。先週の木曜日には、しばらくぶりに会社の近くの公園で昼寝。たっぷり光合成をしてエネルギーを蓄えた。まだまだ、本格的な夏(なんてものが今年あれば・・・だが)までには寒い日もやってきそうで油断大敵だが、当面のパワー沸いてきた。
#また、戦ってやるぜぃ! どっからでも、かかってこい!


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