こちらのアパートの部屋の天井には、火災報知器だか煙探知機だか、とにかくそんなセンサーがついている。昔、ロスで冬にストーブに火を入れようとして、これを鳴らしてしまったことがあった。恐ろしいことに、こちらのガス・ストーブは24時間1年中種火がつきっぱなしだ。いくらなんでも無駄なので、勝手に夏の間は消していた。本来はガス屋を呼んで点火しなくてはいけないのだが、面倒なので自分でやっていた。ある冬の初め、既に数回経験があったために油断して点火方法を間違え、軽い爆発を起こしてしまった。と言っても、被害は髪の毛の一部と睫毛が焦げただけだったが(^^ゞ...。そして、鳴り響く警報ベル。かなり緊張して、大家が来たら何と言おう、消防署に連絡が行ってしまったらどうしよう・・・と構えた。・・・しかし、何も起こらなかった。しばらくしてベルは止まり、誰も来なかった。
今、住んでいるアパートの天井にも、こんな警報機がついている。これが、本当にムカつくのだ! 引っ越した直後、突然、鳴り出した。その日がいつもと違ったのは、窓を開けていたことくらいだ。断続的になり続き、いつまで経っても止まらないので大家に電話したところ、前の住人は紙をはってセンサーをふさいでいた、電池が少ないことを警告するアラームではないか? などと、かなり無責任。例によって、特に他の住人が警報に驚いている様子もない。夕方とりあえず止まったので、納得できなかったが仕方ないので気にしないことにした。
しかし、その後、窓を開けているとかなりの確率で鳴ることがわかった。外からちょっと強めの風が入ってくると、一瞬遅れてけたたましい音が鳴り響く。わかっていても意表をつかれて驚くこともあるし、とにかく不愉快だ。
私は滅多に料理をしないが、ある日、経済的理由から肉を焼いていた。・・・けたたましく鳴り響く警報・・・。役目を果たしている様子が全くない換気扇をつけたところで、効果なし。しかし、途中で焼くのをやめる訳にもいかないので、仕方なく窓全開、入り口のドアもすこし開けて、耳をふさぎながら焼き続けた。
もちろん、どうにかしようと思ったことはあった。電池がなくなっているかも、と言われ、確かめようとしたが、とにかく天井が高くてイスに乗っても全然、手が届かないのだ。
土曜日、いつにも増して暖房が暑い日だった。気が向いたので鍋でポップコーンを作っていた。・・・と、鳴り響く警報。別に煙出して肉焼いてる訳じゃないんだぞ! ふざけるな! いい加減にしろ! もしかして、室温が高過ぎるところに鍋の熱が加わり、高温を検知して鳴ってるのか?! いつまでも止まりゃしない! 真冬だというのに窓全開・・・止まらない。仕方ないから、その辺にあった雑誌で天井をあおいて下の空気を送り、やっと止めた。
もぉ〜許せん! コンピュータだのモニタだの雑誌だの、もう片っ端からどけて、超面倒だったが机を探知機の下に移動した。机の上に乗る。でも、まだ届かない! さらに机の上にイスを乗せる。ほとんど、サーカス状態・・・。やっと届いた。探知機の蓋をこじ開ける。げ・・・どこが電池だよ?! ACじゃねぇ〜か。停電になったらクソの訳にも立たない。(それ以前に、誰も気にしてないから本当に火事で鳴っても誰も逃げないと思うけど・・・)いろいろ検討したが、他に良い方法がみつからないのでケーブルを1本、ひっこ抜いて元に戻しておいた。
はっはっは! ざまぁ〜みろ! もう、肉でも何でも黒こげになるまで焼いてやるぅ〜!!!
表紙にも書いたが、今日はすぐ近くのスーパーに、いつも買うハーフ・ガロン(2リットル弱)の牛乳が低脂肪しか置いていなかった。ご丁寧に1%とか3%とか、低脂肪だけで3種類。ちょっと前まであった普通の牛乳は陳列スペースすらなく、売り切れている訳でもなさそうだ。かろうじて、1ガロンのパックは普通のがあったので、仕方なくそちらを買った。しかし、アメリカの牛乳って、賞味期限ピッタリでダメになるのだ。これはもう、不思議なくらいダメになる。何でじゃ?! だから、あまりデカいパックは買いたくなかったのだが・・・。
ちなみに、ヨーグルトも低脂肪じゃないものは見たことがない。ブルガリア・ヨーグルトみたいなプレーンのヤツは存在しない。大抵、低脂肪かつストロベリーだのオレンジだの、と味がついている。たまに無糖があっても、やっぱり低脂肪でまずい。普通のやつ、食べたいのに〜! で、長いことヨーグルトを食べていない。
ある時、友人がスニッカーズのようなキャンディー・バーのハーフ・カロリーのものをレジに持って行った。チョデブ(見た訳じゃないが、恐らく小錦並)のレジ係がそれを見て言ったそうだ。「こんなのがあるんだ。じゃあ、2つ食べられるじゃん」