97.9.26の独り言

 前回の独り言から間がないですが、今日はさすがにちょっとムカついたので、思わず書いてしまいます。

 どこのオフィスにも便利屋はいると思いますが、昔から私はまさに、それです。思えば、新卒で就職した会社で、何でも他人に聞けば、頼めば済むと思って、自分で覚えよう、考えようとしない連中に腹が立ち、なんでこうも馬鹿ばかりかとストレスが溜りまくりました。時事問題を教えて欲しい? コピー機が壊れた? ワープロの使い方がわからない? ナンデいちいち私が呼ばれるんだよ? 当時、寝言で「てめぇ〜ら、ちったぁ〜頭ねぇ〜のかよぉ〜!」と叫び、遊びに来ていた友人が驚いて跳び起きたことがありました。

 紆余曲折を経て、何となく今の会社で働いていますが、相変わらず便利屋には違いない。安月給で、別に特別手当をもらっている訳でもないのに、たまたまわかる人間が他にいないという理由で、何で私が独りでサーバーからネットワークから、全社員のパソコンの面倒まで見なきゃならんのだ? 埃まみれになって床をはいつくばってケーブルをひき、納品になったマシンやモニタをせこせこ運んでセッティング。システムの調子が悪けりゃ内線電話がかかってくる。別にパソコンいじりも機械いじりも好きですけど、忙しい時にはいい加減、頭に来ることもあります。でも、放っておいて問題が大きくなった時、結局、解決を頼まれるのは私なのがわかっているから、文句も言わずにさっさと面倒を見てしまう・・・。

 別にいいよ、親切に他人に教えるのは苦手だけど、直せばいいのだったら直すのは得意だから。でも、私がやって当然という顔をするな! 何でも私に聞くな! プリンタの一台がここしばらく機能停止している。私は別に、そのプリンタ使ってないんだよ! いくら機械いじりが得意でも、ドラエモンじゃないんだからパーツが必要な修理までできないんだよ! 私の顔見て「このプリンタ、直らないんですか?」とか、聞くな! 生物じゃないんだから、寝かせておいて直る訳ないだろ! てめぇ〜が毎日、不便してるんだったら、てめぇ〜が修理に持ってけよ!

 先日も、いきがかり上、何故か私が自分で使ってもいないパソコン2台にモニタ2台を修理に持って行った。パソコン屋に症状を聞かれて、内心、多少ムカついた。でも、「私が使ってた訳じゃない」なんてことは彼らには関係のないことで、彼らには罪はない。悪いのは、自分で修理に持って行かない、うちの連中だ。で、今週は毎日のように、パソコン屋に通う羽目に陥った。

 今日は、本体だけ取りに行くつもりで行ったら、モニタの修理も上がっていた。仕方ないから、持って行った鞄に本体を入れてぶら下げながら、モニタも持って修理屋を出る。昨日は別のモニタをピックアップに行って、意地になって地下鉄で持って帰って来たから、実は少し筋肉痛だったりするのだが・・・。

 日頃は私にはフレンドリーに過ぎるアメリカ人も、こういう時には有り難い。エレベータに乗る時はドアを押さえてくれ、降りる時にまずモニタを私が運んでいる間に、本体を運んでくれようとしたおねえさん。「こんな小柄な子に、こんなに荷物を運ばせるなんて、俺があんたのボスに文句を言ってやるよ」と言いながら、タクシーがつかまる場所までモニタを運んでくれたお兄さん(別に社長が悪い訳ではないんですけど(^^ゞ...)。オフィスのビルで、よたよた歩いている私のためにドアを押してくれたおじさん。エレベータまでモニタを運んでくれた、ビルの警備のおじさん。エレベータで同乗しただけなのに、オフィスまでモニタを運んでくれた郵便局の配達のおじさん。

 オフィスには、もう一台、要修理のマシンがある。持って帰ったマシンと要修理マシンの、ハードディスクとメモリを入れ替えた。その後、要修理マシンの使用者は、私が修理に持って行ってくれるものと思っていたらしい。「私が持ってく気なんて、毛頭ありませんけど」と言っておいた。

 ヒトを何だと思ってるんだよ?! 修理屋だと思ってるんなら、一時間100ドルくらいで請求書出したろか?!

 ・・・うちの会社の人、まず見てないですよね。早く次の話題に入れ替えようっと・・・。


 最近まで、ホームページの文体は意識して可能な限り敬体にしていました。ここ数日、常体も気にせずに混ぜてます。今まで、ほとんど自己満足で書いてきましたが、ここのところ見てくださる方も増えてきて、ちょっと迷ってます。
 自分が伝えたいことは一体、何なのだろう、どうしたらいいのだろう・・・って。理想に燃えて、映像による報道がしたかった学生時代と・・・数年前、下請けの下請けとして結果的に報道番組のやらせに関ってしまった自分・・・。紙媒体なら制約も少ないかと思っても、結局、食っていくために自分がやりたいこととは全く異なる、ハイテクがらみの仕事に忙殺されてゆく・・・。


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