97.8.6の独り言

 ニューヨークという街は、良くも悪くも普通のアメリカとは違います。狭苦しくて物価が高く、車で移動できないけれど、街を歩く人たちは最近の移民や一時的住人、観光客も多く、人種も雑多で、元々ニューヨークに住んでいる人もそれを受け入れている部分があり、日本生まれの日本人であるために嫌な思いをすることはあまりありません。街で働いている人たちも、かなりビジネス・ライクで、典型的アメリカ人ほど怠慢だったり態度が悪かったりすることは少ないです。

 しかし、やっぱり嫌なことはめぐって来るんですね〜。

 私は普段、手紙以外の郵便物は会社あてに送ってもらうようにしています。こちらは郵便受けが小さいことが多く、何も考えていない配達人が無理矢理雑誌を詰め込んで、付録のCD-ROMが割れていた、なんて話もよく聞きます。配達の時間に家にいることなどまずありませんし、転送を頼むにしても取りに行くにしても、トラブルの確率は非常に高いので、初めから会社に送ってもらうようにしているのです。

 しかし、たまに送り先を伝えるのを忘れたり、発信人が間違えたりして、自宅のポストに不在者票が入っています。幸い、今のアパートになってから、郵便局が駅に行く途中にあることもあり、不在者票が入っていても通勤途中に郵便局で受け取ったりしてトラブルはありませんでした。しかし、先日の不在者票はいつものように「郵便局に取りに来て」という部分ではなく、「再度、配達に行く」というところに印がついていました。翌日は土曜日だったので、まぁいいや、と思って配達を待っていました。しかし、いつもは昼ごろ来る配達が、その日に限ってなかなか来ない。食べ物も買いに行けない。郵便局に取りに行くとしたら、4時までに行かなくてはいけない。

 3時頃にポストを見たときは、まだ来ていなかった配達、3時半に見ると、ナント普通の郵便物だけが入っている・・・。「げぇ〜、やられた!」人が一日、待っていたのに、普通の郵便だけ置いて帰りやがった! で、4時前に慌てて郵便局に行きました。

 窓口で調べてくれたおやじ、「配達の人間が持って行って、まだ戻ってないよ」。「それって、普通の配達と違う人なの?」「いや、同じ人」。ここで少々むかついてきて「私は一日中、このために待ってたのに、配達人は普通の郵便だけ届けて帰ったんだぞ!」「ナンデ、彼が届けなかったのか、ボク、知らな〜い」。

 出ました。アメリカ人の「だって、自分のせいじゃないもんね〜」という態度! こいつはまぁ、ただの窓口係ですが、大体メーカーのカスタマーサービスと呼ばれる人達からして、アメリカっていうのはおおむねこぉ〜ゆぅ〜態度なんですよね。だったら、てめぇ〜らの仕事は一体、何なんだよ?! そのために給料もらってるんだから、謝れ!

 で、「じゃあ、一体、いつ取りに来たらいいの?」と気を取り直して聞く私。「もうすぐ、ここは閉まっちゃうからね。外でトラックが戻ってくるのでも待てば?」だと・・・。久々のアメリカの公共機関に対する怒り。頭に来て、帰りに寄ろうと思っていた郵便局の近くの店に寄るのも忘れてしまいました。大体「再度、配達に行く」なんて、一見親切な選択肢に印なんかついてなければ、朝一で取りに行き、いつも通り平和に済んだのに。一体、荷物の中身は何なんだよ?! 普通の荷物とどこが違うんだよ?!

 こういう時って、罪のない発信人にまで恨みを感じて、悪態つきたくなってしまうんですよね。あ〜、やだやだ。ま、土曜日に応対してくれるだけ、郵便局は民間の宅配業者よりマシですが・・・。


 ああ、今年も東京湾華火と並ぶ私の夏の二大風物詩、G1が終わってしまいました。覇者はナント、健介とは・・・。奥さんの技がお気に入りフィニッシュ・ホールドなんて、お茶目(^^;...。二日目は猪木乱入大盛り上がりだったそうで・・・行きたかった(; ;...。

 それにしても、私の愛する小島は大丈夫かぁ〜。誰か、彼の消息を教えてくださ〜い!

#あ、プロレス・ネタは無駄話のコーナーでしたね。失礼しましたm(_ _)m


エッセーのメニューに戻る
  • 次回の独り言に行く
    過去の独り言メニューに戻る
  • 前回の独り言に戻る
    トップに戻る