97.4.17の独り言

 またまた続きの

シリコンバレー出張レポート・その三「最終編」

 さてさて、疲れ切った移動日も終わり、翌日は非常に晴れ渡った良い天気。久々のカリフォルニアはニューヨークより全然、暖かく(サンフランシスコがそんなに暖かいハズはないと思っていたのですが、実はどうやら季節外れの陽気がうまい具合に滞在中、続いていたようです。丁度、ニューヨークへ帰った日あたりから、涼しい霧のサンフランシスコに戻ったようです。ラッキ〜)「う〜〜〜ん、やっぱりカリフォルニアはいぃ〜なぁ〜」と感動。ロスにいた頃はサンフランシスコに全く魅力を感じませんでしたが、同じく水に囲まれた狭い街であるニューヨークから来ると、明るい日差しと美しい家々、ニューヨークよりははるかに綺麗な町並みがとっても羨ましく思えてしまいました。隣の芝生は青く見えるんですねぇ(^^;...。

 その後は毎日シリコンバレー通いが続いた訳ですが、久々に車を運転して移動できることがまず嬉しい! さらに、汗ばむほどの気候が嬉しい! 広い大地に降り注ぐ太陽が嬉しい! ついでに日本の物が安く豊富に売られている(豊富さではロスが一番と思いますが、同じヤオハンでもシリコンバレーのヤオハンの方が、ロスより安かったです)。別に日本食が好きな訳ではない私ですが、ニューヨークの外食の高さとアメリカのお菓子の不味さにはいつも閉口しております。日本のバラエティ豊かなスナック菓子がとっても好きなんです。でも、ニューヨークは日本から遠いので、全て船便で届く西海岸と比べて日本の雑誌も食品もとっても高いんです(; ;...。もちろん洋食でも、ニューヨークの外食は感動するほど高いですが・・・。同じマクドナルドだって、西海岸と比べてマンハッタンでは2倍近く取られますし。

 で、なんとか疲れ切った仕事も無事、終了して帰ることになったのですが、またユナイテッド航空にやられてしまいました。行きで懲りて電話予約しておいた席が空港に行ったらキャンセルされていた。おまけに、他の乗客も連れと離ればなれの席になったりで、皆ぐちゃぐちゃに席を入れ替わったり勝手なところに座ったりで、搭乗員も訳がわからない状態。「早く席に着いてください。全員、席に着かないと飛行機が出発できません」というアナウンスが何度も流れる有り様。これは小学生の遠足のバスか?!

 私の近くの窓側2席は「この子の席がないの!」と頑張る3才の子連れのおかあさんが勝手に陣取ってしまい、後から搭乗した窓側の席のチケットを持っていたおねえさんも、さすがに「ドケ」とは言えずに困り果てておりました。この彼女、最後まで座る席がなくてうろうろしていて、非常に気の毒でした。もしも私が彼女だったら、せっかくこの混雑の中で窓側の席を確保していたのに、勝手に取られて代わりの場所もなくさまよう羽目に陥って、やり場のない怒りで途方に暮れてしまっていたことでしょう。

 翌朝、搭乗時の混乱からか予定よりも遅れてニューヨークに到着した夜行便。タクシー乗り場は、相次いで到着する各地からの夜行便の客でものすごい列。予想通り、非常に寒い中で1時間も待って体が固まってしまった私は、やっとタクシーに乗った瞬間に首の筋を違えてしまいました。これがいつになく酷い違えかたで、すかさず出社した後も痛くて仕事にならず、思わず針灸院に電話をしてしまったのでした。


 4月になっても気温が乱高下、20度になったり氷点下になったり・・・。今頃、何をとち狂ったのかこの冬初の本格的風邪を引き込んでおりましたが、何とか復活しました。この大陸性の気候になかなかついてゆけない私です。


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