96.11.12の独り言

 唐突ですが、私は辛いものがとっても苦手です。嫌いというよりは本当に苦手で、七味などの赤い唐辛子系など、ちょっとかけてみると美味しいなぁと思ったりもするのですが、あまり調子にのってかけてしまうと後で死ぬ思いをすることになります。

 お寿司などはさすがにいい歳して「サビ抜き」とは言いませんが、小皿の醤油にわさびを足すようなことは決してしません。カレーはもちろん甘口。餃子のラー油も、ごくごくたまに気が向いた時にほんのちょっとだけ・・・。タバスコは絶対にかけません。ちなみに猫舌で熱いものも食べられないので、刺激物を一切とらないからきっと体にいいよ、なんて訳のわからない慰めを言われたりもしますが。

 日本で映像業界にいた頃は、本当にどいつもこいつも食べるのが速いスタッフに囲まれて、食べるスピードまで比較的ゆっくりな私は、撮影中の昼食など恐怖でした。ラーメン屋で熱くないだろうとチャーハンを頼めばラーメンの後に出てきたり、一番速いだろうとラーメンを頼めばフーフーやっているうちに皆食べ終わっていたり。食べきれない弁当を持ってロケ車にかけこんで中で移動しながら食べていたり・・・。

 でも、一番許せないのはカラシなのです。洋風のマスタードは別に辛くないのでいいのですが、和ガラシは本当にほんっとうに、許せない! 間違っても餃子のラー油のように、試しにシュウマイの醤油に足してみようかな、なんて思いません。

 で、それが一体なんなのかと言いますと、またやられてしまったのです。いや、カラシってたまに中華などで勝手に頼みもしないのに、皿の端にこすりつけてあったりするのですよね。それが、取り除くのが非常に困難なので本当に腹が立つのです。大体、「一体なんで、こんなもんにカラシなんかつけるんだよ?!」っていうようなものにくっついてくるので、事前に「カラシ抜き」と注文することはとっても困難です。

 ロスにいた頃はかた焼きそばの皿にこすりつけられて、割り箸の頭の部分で取ろうとするものの柔らかいのでなかなかうまく取れない上に、すでに食べ物の一部についてしまっている。しかし、その店自体が2カ月に1回くらいしか行かない店だったりすると、しばらくぶりに同じものを頼むと、また同じ過ちを繰り返すことになる。「くっ・・・悔しい・・・」同じ様なことが、いろいろな料理で起こります。

 で、つい先日も定食屋でやられてしまった。何で一口カツにカラシなんかついてくるのさ?! しかも、例によってカツの1つが思いっきりカラシの上に乗っているので衣がカラシ漬けになってしまって取れない! 本当にホントウにほんっとぉ〜に腹が立つ!!!!!


 くそっ、今度からどんなものを頼む時でも、店員に変な顔されようとも「カラシは絶対につけないで!」と言ってやる。


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