96.10.26の独り言

 前回の日本感動紀の続きです。

 今回の帰国の大きな目的の一つが免許証の更新だったのです。それで、実家に届いていた通知ハガキを見るとナント日曜日もやっている。買い物は平日に行きたかったので、日曜日に試験場へ出かけて行きました。

 8時半から、ということで8時頃に試験場に着いたのですが既に入り口の前に300メートルくらいの列が・・・。かなり、めげそうになりながらも最後尾に並んだところ、すぐに入り口が開きました。もちろん建物の中でもすごい列で、こりゃぁ午前中つぶれるなぁ、と思っておりました。ところが、「本日は人が多いので、窓口を早めに開けます」という有り難いアナウンス。人がいようと平気で待たせて、時間が来てもタラタラして全然、仕事を開始しないアメリカ人とのこの差は何なんだ?! それでも、どうせ列の先頭まではまだまだ遠いと思って雑誌を読んでいたのにやたらと進むのが早くて、あっと言う間に私の番。日本人はなんて事務処理が早いんだ?! 次に並ぶ窓口も、全く迷うことのないようにアナウンス&掲示されている。ちなみに、日本にいた頃はこんなことに何も感動してませんでした、もちろん。当たり前だと思っていたことが、こんなに素晴らしいことだったとは。

 そんなこんなで、写真を撮って30分後、9時15分には新しい免許証を手にしていた私。写真撮ってから普通で2カ月、運が悪いと写真取り直しに行かされたり(それは私です)、1年も待たされる(ロスにいた頃の知り合いです)アメリカって一体、何なんでしょうか?! あれだけの人数が並んでいたら、アメリカだったら最初の窓口にたどり着くまでにお昼になってる・・・。

 さて、久々の東京は「何て運転しやすくて、運転が楽しいんだ!!!」。私は運転が大好きなので、狭い道もくねくね道も大好き。まっすぐで何もない道をただ突っ走って何が楽しい?! んなの猿でもできるわい。おまけに、東京の人の運転技術とマナーは世界一。(異論がある方は、試しに他のところで走ってみてください。ただし、サンデー・ドライバーの方とは、当然意見が違うと思います)走っていて本当に気持ちがいい。幸せ。だいぶ裏道、忘れてましたけど・・・。

 なんとなく、カーブミラーというものの存在にも感動しました。アメリカにもあるのかなぁ? あまり見た記憶がないのは、見通しの悪い狭いカーブなんてものが存在しないからなのか・・・?

 さて、最後に感動をもう一つ。リムジン・バスの職員の人が金を払っていない白人に日本語で「払ってください」と言い続けていました。相手が英語で何を言おうと迎合することもひるむことも引け目を感じることもなく、堂々と日本語話してました。「もっとやれ〜」「日本人はもっと、誇りを持て〜」。アメリカ人なんて、世界中で英語が使えて当然と思ってるんだから、思い知らせてやれ〜!


 結論、私はやっぱりずぅ〜っとアメリカに住むことに致します。たまに行けば天国の東京も、住めば何だかんだと不満が出てくるのはわかっているし、せめて世界中に1つくらい最高の場所を残しておきたいからです。昔の楽しかった思い出もいっぱい、たまに行けば感動の連続の東京。天国へはときどき、「旅行」に行くことにします。


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