暑い。実に暑い。毎日暑い。毎年、こんなに暑かったっけ??? 天気予報によると、連日、過去の平均気温をはるかに上回っているから、きっと今年は暑いんだろう。
ちなみに本日7月17日の最高/最低気温は、Yahoo! Weatherによると35度/21度。
ついでに、蒸す。砂漠気候の(だった?←過去形)ロサンゼルスなのに、妙に朝から蒸し蒸しする。去年の8月に引っ越してきた今のアパートは、本当に朝から日当たりが良く、冬場は実に有り難いのだが夏場はつらい。ブラインドを閉めていても、早朝から暑くて目が覚めてしまったりする。
もちろん、東京の蒸し暑さと比べたら全然マシだろう。同じアメリカ大陸でも、熱波に襲われているらしい中西部と比べたら、はるかに過ごしやすいだろう。例年より湿気があるとは言っても、そこはさすがにロサンゼルス。夜、外に出ると、本当に涼しくて心地よい。昼間、死にそうに暑かった日でも、夜の風は実に涼しく、大抵は寒いぐらいだ。
それでも、建物にこもった熱気はなかなか去ってくれない。日が沈み、外は涼しくなっても、部屋の中の温度がなかなか下がらない。うちなんか、風通しがいいほうだと思うし、窓辺に立てば実に涼しい風を感じられる。しかし、窓辺を離れるとやはり暑い。寒いよりはずっとマシだと思うけど、暑いものは暑い。パソコンも暑い(熱い?)し、火を使う料理をしてると汗だく。
というわけで、在米13年余にして初めて扇風機を買った。アメリカの電化製品にロクなものがないことは重々承知だが、扇風機なんてプロペラが回って風を送ればいいだけのごくごく単純な装置だ。まあ、扇風機ぐらいだったら世界中どこの製品でも、それほどの差はないだろう。風が送れて、安けりゃそれでいーや、と、値段やサイズが適当なものを買ってきた。
メーカーはHoneywell、アメリカの会社のようだ。小型で、据え置き型というのか、足はない。フレームの裏側上部にダイヤル式のスイッチ・・・。「○ III II I」という順番に目盛りが降ってある・・・
オフの隣がIII、そしてII、I。 一瞬、「I」は「一番強い」ってことかなぁ、と思った。でも違った。日本で言えば、「オフ」の隣がいきなり「強」、そして「中」、「弱」と目盛りが並んでいる。
どうして「オフ」の隣が、いきなり「強」なの??? そんなこと、考えるまでもないというか、ゼロからだんだん強くなっていくのがごくごく自然で、当たり前だろう??? どうしたらそういう順番にスイッチを並べようと思いつくのか、まったくもって理解を超えている。ゼロの状態から、まず「弱」にしてみる。それでも足りなかったら「中」にする。もし万が一、それでもダメなら、最後の手段で「強」・・・。それ以外の思考回路がこの世に存在するということ自体が、私の理解を超えている。なんでいきなり、最後の手段に行っちゃうわけ??? 私なんて、幼少期から人生を通じて、扇風機を「強」にしたことなんて、両手の指で数えられるぐらいしかないぞ!
これもやっぱり、「浪費は美徳」「無駄が大好き」「もったいないという概念がない」アメリカンを現している、ということなのだろうか・・・? 「電気の無駄なんて、知ったことか!」「必要最小(低)限って、なんのこと???」。何も考えず、とりあえず「強」にしとけ、というのが、アメリカンの一般的な思考回路、行動パターンなのだろうか・・・???
浪費というのとは少し違うけど、ラジカセなどの音響装置の音量を、とりあえず最大にしておいてスイッチを入れ、それから徐々に下げて調整する・・・という場面にも、よく遭遇する。小さくした状態でスイッチ入れて、徐々に大きくして調整すればいいだろ?! うるせーじゃねーかよ!!! 本当に理解を超えている・・・
前回、選挙について書いた。
投票案内の小冊子が届いた時点ですでに各国語版や不在者投票の請求締め切りを過ぎていて、届くのが遅いなとは思った。しかし後日、もっと驚く物が届いた。
6月22日になって、6月6日に実施された選挙の選挙公報のようなものが届いたのである。大判のざら紙に印刷された広報は64ページ。賛否を問う条例についての詳しい説明や、支持政党だけでなく各政党の候補者の紹介(小冊子では、支持政党の候補者名しかわからなかった)、その他いろいろ、じっくり読めば相当勉強になりそうな内容がぎっしりと書かれている。
そうだよねー。あれだけの情報で投票しろっていうのは、あまりにも不親切だと思ってたんだよねー。・・・っていうかさぁ、なにをどうすると、投票日から半月以上経った後に、選挙公報が送られてくるわけ・・・??? さすが、アメリカ・・・