2004.8.11の独り言

 今年のLAは、東京と違って別に暑くはないのだが、ムシが多くて閉口している。

 春先、3月頃だったかな? どこかに書いたような気もするけど、シロアリ(が羽アリになったヤツ)が浴室に大発生した。2〜3日で収まったけど、一時は浴槽が真っ黒になるほどで、あれはかなりホラーだった。

 4月には、2000年の5月にこのアパートに引っ越してきて以来初めて、自室にゴキブリが出た・・・。その時はなんかの間違いだと思うことにして、忘れる努力をしていたのだが、7月下旬に自室で2匹目に遭遇するに至り、あきらめて対策品を買ってきた。ま、2回目のヤツはLA在来種というか、細っこくて鈍くさくて色も薄くて、日本では見たことがない、全然迫力のない種類だったのでまだ助かった。思わず5秒ほど見つめてから、一緒にいた友人に「これってゴキブリだよね?」と確認してしまったほどの迫力のなさ。さらに、それからでも余裕で捕獲できる鈍くささ。それでもゴキブリには違いないし、頻繁に出られたらえらい不愉快である。
(4月に出た1回目のは、大きさといい色合いといい、思わず後ろに飛び退いちゃうようなヤツだったんで、今でもなんかの間違いだったと信じている)

 一昨年去年と、2年連続で秋口に被害に遭ったノミ。今年は初夏から出やがって、一時は噛まれた跡が足を中心にいくつもできて、悲惨な状態になっていた。とりあえず、私の部屋に侵入した分は2週間ほどで死に絶えてくれたみたいだが、またいつ外を歩いている時に衣類の裾などにくっついて侵入してくるかわからないので、結構、恐怖である。

 6月には、車屋の待合室で小1時間待たされている間に、種類がわからないムシに腕を刺された。この時は何と、直径3センチ、高さ1センチぐらいの赤紫の地腫れができた。あまりのひどさに、思わず会う人会う人に見せびらかして(???)しまったほどだ。あれは一体、なんのムシだったのだろう? 多少、痛痒い感じはしたけど、痛さも痒さもそれほど激しくなかった。ただ、見てくれすごかった。

 先日は、部屋で寝転がってビデオを見ていたら、なにやら足に妙な感触。見れば、小さなゲジゲジが人のふくらはぎにとまってくつろいでやがった・・・。まあ、ゲジゲジは入居当初から年に3回ぐらいは出てたけどさ、たのむから人の足に登るなよ!!! というか、小さい(1.5センチぐらい)ので良かった・・・

 さらにニュースによると、LA周辺で西ナイルウイルスの被害が拡大しているそうな。しっかしさあ、日本やNYじゃあるまいし、そもそもLAに蚊なんかいなかっただろーが?! 西ナイルウイルスがどうこうという以前に、一体いつからLAに蚊が一般的に出るようになったんだよ?! これは、15年前は砂漠気候だったLAが、いつの間にかすっかり単なる温帯気候になっちゃった影響か?

 そして今度はアリだよ、アリ。これもまあ、今までも年に一度ぐらいは唐突に大量に侵入してくる時期があった。その都度、壁の割れ目、コンセントのフレームと壁の隙間、トイレの便器と床の隙間などをテープで塞いだり、バスタブの裏側にはテープを貼るわけにもいかないので殺虫剤を撒いたりして対処してきた。んで、今度の侵入口はどこだよ?! この隙間だらけのボロアパート。侵入の可能性があるすべての隙間を塞ぐことは不可能。かと言って、見つけてしまったら放ってもおけず、クソうざったい。

 今回は流し周辺に集中して現れているが、流し周辺なんて至るところに隙間ありまくりで原因究明不可能。さらに、たまにカーペットの上でうろうろしてるヤツもいるから質が悪い。カーペットの上のアリなんて、発見も退治も困難で、とてつもなくうざったい。油断すると足に登ってきたりするから、なんか妙に過敏になってしまったりする。何もなくても足がむずむずするような気がして、ついつい頻繁に自分の足を見てしまう。

 もう、頼むからムシは半年に1回程度、1回に1種類ずつで勘弁してほしい。次から次から、ホントにもー、ヤ!!! 山小屋に住んでるワケじゃないんだから、もー!

 階下の騒音は相変わらずだし、あーもーホントに引っ越したい・・・(などと言いつつ、面倒だったり金がなかったりで、なかなか引っ越さないんだよね、これがまた)


 このコーナー、かなり間が空いてしまった。

 身の回りの嫌なことなら逆にネタにするんだけど、そうじゃなくて世界中で嫌なことがあり過ぎて、なにも書きたくない気分だったから。

 戦争も憎み合いも差別も言論思想弾圧も、怒りも悲しみもなにもかも、しょせんは人類という生き物の中だけの話。どうせ人類なんて生物、いずれは滅びてしまうのさと、そうでも思ってないとやってられないから、こんな本を眺めてみたりして。


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