2004.5.8の独り言

 ここんとこ、「古いもん、要らんもんは、みんな捨てちゃいましょう」月間である(月がまたがってるのに月間ってのも変か?)。3月末ぐらいからいろいろと環境の変化があったので、これを機に不要なもん一掃。

 先にメールができるようになったと書いた携帯電話も、あまりに使い勝手が悪いので、別の会社に番号ごと変えた。その気になれば番号を移動できたのだが、新しい番号にした。ここんとこ、すべてにおいて心機一転したい気分だし、親しい人にはメールで新しい番号を知らせれば済む。これで縁が切れて2度と電話がかかってこなくなって万々歳!という相手も少なからずいるし・・・(ついでに、不要な人間関係も一掃って・・・ははは)

 新しい携帯会社、テキストメッセージの送受信もごくごく普通に直感的にできる。前の携帯ではあまり良くなかった自宅での電波受信状態もいい。前の携帯は電波が届かない場所に行くと延々と電波を検索し続けていた。バッテリーはすぐになくなるし、スクリーン自体が検索画面になってしまうので時計としての利用もできなくなっていた。今の携帯は、電波の届かない場所でもスクリーンはそのままなので、時計やアラームとしては問題なく使える。ほとんどの部分は気に入っているのだが、時計が自動的に合わないことだけが気に入らない。最初、なんで時間が合っていないのか不思議で、何度も電源を入れたり切ったりしてしまった。前の携帯会社は、98年頃に最初に契約した時から時計が自動的に合うシステムだったので、アメリカの携帯会社は全部時計が自動的に合うものだと信じていたのだ。でも、違ったみたい・・・

 あちら立てればこちら立たずというか、まあこのくらいは我慢しましょう。

 前回の独り言も含め、今までに何度もネタにしてきた、やめたくてやめたくて仕方なかったプロバイダも、メールが減るゴールデンウィーク中に無事に移転完了♪

 何かを捨てたわけではないけど、新しくスポーツクラブの会員にもなった。ベンチやダンベルは自宅にあるのだが、時々無性に泳ぎたくなる。アパートにもプールはあるけれど、小さいし屋外だから寒いし、ちょっと泳ぐ気にはならない。で、友達に紹介されたジムに「2週間無料トライアル」で行ったつもりが、その日の帰りには薦められるままに会員になっていた。

#我ながら、なんて楽な客・・・

 でもまあ、プールは50メートル(たぶん)だし、ジャグジーもサウナもあるし、思ったよりきれいだ(アメリカには、日本のスポーツクラブしか知らない人には想像できないぐらい汚いスポーツクラブが結構ある)。なにより、私が今まで見たジムの中で最もすいていた。これはポイント高い! サウナで一緒になった人たちが、どこのジムがいいか、なんて会話をしているのを聞いたが、彼女たちも「これほどいつもすいているジムは他にない」と言っていた。かくして目出度く、いつでも好きな時に泳げるようになったのである♪ 各種クラスも無料で受講できるらしいので、早速、ずっとやってみたいと思っていたヨガのクラスに参加してみようっと。

 全然使っていなかったDISCOVERというブランドのカード。これは解約時に一悶着あった。ある日、DISCOVERから45ドルの請求書が送られてきた。このカードは何年も使っておらず、最近有効期限が切れた。新しく送られてきたカードは、使えるようにすらしていない(アメリカのカードは、郵送で届いた後、カード会社に登録してある電話回線から専用の番号に電話をかけて手続きをして、初めて使えるようになる)。もちろん速攻でDISCOVERに電話をかけたところ、45ドルはDISCOVERの向こう3年間の会費だという。年会費が無料だったから使わないけどとりあえず持っていたのだが、使いもしないもんに金取られるなんて冗談じゃない。もちろん、その場で解約を依頼した。

 最初に話した2人の職員は、特に問題なかった。最初の人が事情を理解し、次の人がまず45ドルを払い戻す手続きをしてくれた。で、最後に電話を回された解約担当、こいつが最悪だった。「とにかく今すぐ解約してくれ」と何回も何回も言っているのに、私にとっては必要でもなんでもないDISCOVERの特典だのなんだのを延々としゃべり続け、意地でも解約させまいとするのだ。「時間を無駄にしないでくれ!」と言ってんのに「時間の無駄なんかじゃない。非常に有用な情報を伝えているんだ」とぬかしやがる。

 これには参った。こちらとしては、こいつが解約手続きをしてくれなかったら、どうにもできない、お手上げである。いったん電話を切ろうかとも思ったが、また最初から説明するのも嫌だし、またこいつに電話が回ったらもっと嫌だし、などと考えつつ、仕方なく受話器を握り続けていた。「お前のフルネームをスペルで教えろ! んで、責任者に電話を回せ!」と言ったら、「責任者はもういないから留守電になる」と言われたが(まあ、夜だったからそうだろうけど)、フルネームはしっかり控えた。

 結局こいつは10分以上も話し続け、ようやく解約に応じた。もちろんDISCOVERに苦情のメールを出した。話した相手のフルネームを伝え、「最低でも10分以上は解約しないように説得し続け、客に解約を諦めさせるのがあんたの会社の方針なのか?!」と聞いてやった。2人から謝罪のメールが返ってきたので、さすがにこの件に関してはこれ以上もめることもないだろう(と、信じたい)。

 どうせ何年も使ってなかったし、今後も使う予定はなかった。ただ、解約にまつわる面倒が嫌で、放っておいたのだ。私が話した相手ほどひどくはなくても、多少なりとも引き留められることは目に見えていたので。これもまた、いらんもんを切り捨てる、いい機会だったかもしれない。・・・とでも思わんと、やってられん。

 もう1枚、何年も使っていないカードがある。これも解約したほうがいいかどうか、ちょっと考えてしまった。大手銀行発行のプラチナマスターカードだから、とりあえず置いとくかなぁ。前みたいに、普段使ってるカード会社がいきなり倒産しちゃうこともあるから、予備のカードがあったほうがいいもんねぇ。


 3月頃、階下に引っ越してきたヤツの立てる騒音は相変わらずである。土日も含めて、必ず朝7時前後に起こされる。マジでノイローゼになりそうである。それでも最近は多少は慣れてきたのか、例の轟音(音&振動)でいったん起こされても、再び眠れる日もある。しかし土曜の朝7時から音楽(テレビかラジオかも)を私の部屋でもよく聞こえるような音量で流された時は、心の底から殺意が沸いた。

 心機一転月間で、ついでにアパートも心機一転、といきたいところなのだが、ここ数年のロサンゼルス周辺の不動産事情はまさにバブルなのだ。一戸建ての平均価格は、地域によっては1年で2倍、LA全域平均でも1.5倍ぐらいに上昇しているようだ。アパートの家賃も上がる上がる。うちのアパートも2002年から毎年3%ずつ上がるようになってしまった。物価が3%も上がってないのに、なんで家賃だけ上がんだよ!と思ったけど、どうやらそれでもマシなほうらしい。うちの近所で4%、近隣の市に住む友人からは値上げ率7%という話も聞いた。在米日本人向け掲示板では、LA市内で250ドル(元値が書いていないので率は不明だけど)上げられたという書き込みも見かけた。

 そんなわけで、こればっかりは心機一転というわけにはいかなそう。仕方ないので、ニューヨーク時代に愛用していた工事現場用防音ヘッドギアを部屋でつけながら、階下のヤツがとっとと引っ越して行ってくれるようひたすら祈っている・・・


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