2004.1.9の独り言

 なんとなく、定期的に訪れる「インターネット不信(?)」。今さら、これなしで生活しろと言われても困難なのだけれど、それにしてもいまだに実に不確かなメディアである。もちろん、従来の郵便だって配達途中で紛失することは珍しくない。ファックスだって、ファックス機の紙がなくなってたり(最近の機種なら、メモリに記録できるんだろうけど)、出力後に紛失したり、なんて可能性がないわけじゃない。

 電話で話せば一番確実にコミュニケーションできるけど、電話かけるほどじゃない用事もあるし、電話じゃ済まない用件もある。

 正月、日本の友人の携帯に宛てて、Yahoo!の電子カード送信サービスを利用して年賀状を送った。ドコモを利用している友人に関しては、「相手がカードをご覧になりました」という通知を受け取ったので、問題なく届いたようだ。AU利用者には、送ろうとしてもアドレス形式ではじかれてしまい、送れなかった。だから諦めて、普通の文章メールで挨拶を送った。

 問題はVodafone。普通に送信手続きが完了したので、てっきり送られているものと思ったのだが、いつまで経っても「相手がカードをご覧になりました」通知が来ない。Vodafone利用の相手に送った分は、すべてそうなのである。3が日過ぎても1つも通知が来ないとなると、さすがに届いていないのではないかと疑い始める。そのうち、中の1人から何事もなかったようなメールが届き、やはり年賀状メールは届いていなかったことが判明。

 その後そのVodafone利用者に、作成したカードへの直リンクをメールで送ってみたり、いろいろ試したけれど、結局Yahoo!の携帯向け電子カードはVodafoneでは(少なくともその友人の端末では)どうやっても表示されないことがわかった。それはそれで仕方ないんだけど、だったら最初からAU宛てみたいにはじいてくれたほうが、よっぽど有り難いんですけど・・・。というか、表示できるできない以前の問題で、「送ったよん」と言っておいて送っていないって、どーゆーことさ?! 元旦でメールのトラフィックが混んでいたことはわかるけど、遅れてすら届かず、不着通知すらなく、見事に消えたメール。原因がYahoo!なのかVodafoneなのか、あるいは途中の何かなのか、わかんないけど。

 最近はインターネットで支払い手続きができるクレジットカードが多い。自動引き落としなんて便利なことはしてくれないので(というか、アメリカでは請求額を毎回まとめて全部払う人は珍しく、一部のみ払う場合がほとんどなので、勝手に引き落とされたら困るのだろう。もちろんカード会社にとっては分割払い時の金利が収入源なので、まとめて払う客より少しずつ払う客のほうが有り難いはずだ)、あらかじめ銀行口座をカード会社のサイトで登録しておき、請求書が届いたらサイトにアクセスして支払い手続きを行う。

 私は自慢じゃないけどかなり律儀で几帳面な性格なので、請求書が来たら可能な限り早く支払い手続きを行う。12月だって、請求書を受け取ったその日に、いつものようにカード会社のサイトにアクセスして、支払い手続きを行った。・・・ハズなんだけど。

 今日、ふとしたきっかけでカード会社のサイトにアクセスして、自分の利用支払い履歴を見たところ、なぜか12月請求分が未払いになっている。今度は銀行のサイトにアクセスし、自分の出入金履歴を確認。やはり支払われていない・・・。どーして???

 手元の小切手帳に付属の手帳(アメリカには預金通帳というものがないので、動きがある度に自分で小切手帳付属の手帳に記入する。もちろん、面倒がって記入しない人もいるだろうけど)には、支払ったと記入しているし、自分でも手続きをした記憶がある。でも、こればっかりは誰にも文句の言いようがない。手書きの手帳の記録、自分の記憶、そんなものは何の証拠にもならない。本当に頭が痛い。

 慌てて支払い手続きをしたけど、もう締め切りは過ぎている。来週あたり届く請求書には、先月分未払いのペナルティが上乗せされていることだろう・・・。ああ、頭痛い。

 それにしても、今までこんなことなかったのに、何が悪かったんだろう? 支払い小切手をカード会社に郵送する従来の方法では、私の記憶にある限り、途中で紛失して届かなかったことはない。切手代はかかるけど、これからはできるだけ郵送で支払おうか、などと考えてしまう・・・

 某オークションサイトに、メーカー再生品(refurbished)のパソコン周辺機器が売りに出されていた。ちょうど欲しかった機器だったので、購入手続きをした。締め切りギリギリの時間で、在庫は1つ、入札者は私だけ。ブラウザに「めでたく購入できました」ってな表示がされるのを確認して、とりあえず出かけた。数時間後に帰ってきて、電子メールをチェックしたところ、届いているハズの「買えましたよん」メールが来ていない。「???」。ここで放っておいたらよかったのだが、ついつい同じオークションサイトを開いてしまったら、同じ品物が数時間前と全く同じ、入札者なし、締め切りギリギリという状態で売りに出されている。さらに「?????」

 後から落ち着いて考えてみれば、希少価値があると見せかけて売るため、業者が時間差で1つずつ売りに出していただけなのだが、その時の私は実に馬鹿だった。オークションサイトのシステムのトラブルか何かで、私の数時間前の買いが反映されなかったと思ってしまったのである・・・

 本当にちょうど探していた機器だったし値段は新品の約半額だったので、どうしても欲しかった。で、馬鹿みたいにまた購入手続きをしてしまったのである・・・。本当に我ながら大馬鹿野郎。

 結果、数時間後に「買えましたよん」メールが来ましたよ・・・それも2通。馬っ鹿みたいに同じ機器を2つも買ってしまいました、ハイ。そんなに高いもんじゃないとは言え、まったくもって馬鹿みたい。

 これまた何が悪かったのか・・・??? なんとなく、オークションサイトが購入確認通知メールの発信をわざと遅らせてるんじゃないの?!とか勘ぐってしまうけど、オークションサイトに登録しているアドレスを置いているプロバイダがまた、全然信用できない。換えたくて換えたくてしかたないプロバイダである。誰にも文句を言えず、購入方法の性質上、キャンセルもできず、ひたすら自分の間抜けさ加減を呪う・・・。とてつもなく頭が痛い。

 ああ、インターネットって本当に信用できない・・・(インターネット「も」、か)


 日本の大晦日、なにを狂ったか3つの格闘技イベントが激突。「猪木祭り」を見ることを大きな目的に、前回まで3年連続で年末年始に訪日していた私は、今回は逆にすっかり醒めてしまい、久々にアメリカで年越し。

 で、元旦の午後に(CM入れて)5時間もかけて、こちらの地上波で放送していた紅白歌合戦、ついつい全部見てしまった・・・。さらに2日の午前中にはレコード大賞を放送していて、こちらもついつい全部見てしまいました、ハイ。

 日本にいたら紅白とレコ大を両方全部見るなんて、絶対にあり得ないんだけど、アメリカにいるとなんだか有り難く見てしまったりして。一気に日本の音楽事情に詳しくなってしまった正月でありました。


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