4月下旬の話になるが、他人から管理制作を請け負っているドメインを置いているプロバイダのサーバがダウンした。数日間、プロバイダ自身のサイトにすらまったくアクセスできない状態が続き、ようやく復旧したと思ったらコンテンツがきれいさっぱり消えていた。
実はこのドメイン、1月にもコンテンツがきれいさっぱり消されてしまった。日本滞在中だったので、復旧のために自分のノート持ち込みでブロードバンドを利用できるインターネットカフェを探したり、いろいろ大変だった。この時はプロバイダ自体は何の問題もなく、私が契約している領域のみが消えていた。ある意味、復旧は楽だったが、謝罪の一言もないプロバイダには非常に腹が立った。他にもいろいろと気に入らないところがあったので、契約期間の途中だったがプロバイダを変更した。アメリカのプロバイダはもう嫌だ、と、今度は日本のプロバイダを選んだ。
新しいプロバイダは非常に丁寧で、数分単位の短時間のダウンや接続困難状況が生じただけでも全利用者にメールで報告、謝罪してくる。「なんとマメな」と感心していた矢先に、これである。
しかも今回はプロバイダ丸ごとのダウンだ。後に届いた報告によると、外部からの侵入者に狙い打ちされたようである。このプロバイダが管理しているすべてのサーバの内容をバックアップも含めて見事にきれいさっぱり消されてしまったのだそうだ。日本に置いているサーバだけでなく、物理的に米国にあるサーバの内容まで。
それ自体は仕方ないことなのだが、事後の対応が遅くて非常にイライラさせられた。アクセス自体が復活してからさらに数日間、自分の領域にログインできない状態が続いた。パスワードではじかれてしまって復旧作業にとりかかれないのだ。ウェブサイトを見に来た人には何も入っていないディレクトリが丸見えという超みっともない状態のまま、約2日間。こんなみっともない状態でいるぐらいなら、アクセス自体できないほうが余程マシである。
プロバイダに出した苦情電子メールは戻って来てしまうか、戻って来ない場合も返信なし、電話は全然通じない。元々、携帯電話の番号しか公開していないプロバイダなのだが、普段はメールに素早く返信が来るので特に不便はなかった。しかし、この時ばかりは固定電話番号やファックス番号を公開していないプロバイダを選んだことを非常に後悔した。
アクセス自体の復旧から2〜3日後、サーバダウンから5〜6日後、ようやく固定電話番号を書いた返信が届いた。「パスワードエラーでログインできない」という用件はメールに書いてあるんだから、返信してる暇にとっとと直してくれよ!と思いつつも、電話をかける。・・・が、なかなか繋がらない。数時間後にようやく電話が繋がり、設定を直してもらい、やっとログインできるようになって復旧作業にとりかかる。・・・はぁ。ここまでホントに長かった。
普通なら滅多に起こりそうにないコンテンツ全消滅なんてことが、プロバイダを変えてるにもかかわらず短期間に2回も続くなんて、しかも前回より状況悪くなってるし、そんなに私のプロバイダの選び方が悪いのか?!と、結構真剣に考えてしまった。
さらに数日後。改めて届いた詳細な報告書によると、このプロバイダでは900程度のドメインをホスティングしているらしい。そらまあ全アカウントの再設定には、時間かかるだろうなぁ。独立系小規模プロバイダゆえ、技術スタッフの数なんて1〜2人だろうし、普段はそれで間に合っているのだろう。
一時は「また新しいプロバイダ探しか?!」とも思ったのだが、全利用者に宛てた非常に丁寧な謝罪メールが2回ほど届き(アメリカの平均的顧客サポート担当者に爪の垢でも飲ませてやりたい、と思いつつ)、とりあえずはこのプロバイダを使い続けてみようという気になった。セキュリティにも、前より気を遣うようになっただろうし。
それにしても、インターネットというもののすべてが、なんと脆弱でいい加減で頼りないことよ。どこのプロバイダも、接続トラブルは日常茶飯事、サーバダウンは不可避。このドメイン(2ys.com)に使っているプロバイダは、契約した直後にちょっと長めのサーバダウンがあったものの、以来2年以上安定している。サーバ容量や利用方法の制限の問題に加え、リスク分散という意味からも前出のドメインを置くわけにはいかないのが残念だが、今のところ過去に使ったプロバイダの中で一番いい。
もう1つ、別のドメインを置いているプロバイダは、大きいトラブルこそないものの、本当に感動するほど年がら年中、短時間ダウンしている。それこそ日常茶飯事。たまにそういうタイミングでメールを確認しようとしてエラーが出たり、前日発のメールが遅れてどばっと届いたりして、「ああ、またダウンしてる(た)のか」と気付く。しかし、プロバイダがドメインのレジストラを兼ねているためドメイン移転が面倒なのと、メール容量制限がないのが便利で、使い続けている。
今さら、インターネットなしで生活できないしなぁ・・・(すごくしてみたいけど)。絶対にトラブルが起きないプロバイダ、どこかにないもんかねぇ。
先週、ラスベガスで仕事があった。仕事が終わってからそのままユタ州まで足を伸ばして、国立公園をいくつか回ってきた。単なる出張ならレンタカーで行くのだが、今回は新しい愛車で行った。もちろん続けて個人旅行するから、ということも理由の1つだけれど、ラジオが入らない砂漠のドライブもCD聴きながらだったら快適かな〜、と思ったことも大きい。
何を隠そう、CDチェンジャー付きの車を所有するのは、これが初めてである。そもそもアメリカでは、未だに(1枚だけの)CDプレーヤー付きの車ですら珍しい。日本でレンタカーすれば、カローラ級の車にだってCDプレーヤーが付いているが、アメリカでは大手レンタカー屋でフルサイズの車を借りたってCDプレーヤーが付いていることのほうが珍しい。
好きな曲集めた自作CD聴きながらのドライブ、極楽極楽♪ 国立公園の年間パスも買ったし、来月はヨセミテにでも行こうかな〜♪
ついでにラスベガスでちょっと勝ったから、旅行代+戻ってからのオイル交換&エンジンフラッシュ&洗車代ぐらいは余裕で出たしねっ♪(それにしても、長距離ドライブから帰ってすぐに内側拭き掃除&外は洗車。アメリカに来て初めて自分の車をこんなに丁寧に扱ってるな)