2002.9.21の独り言

 私だけではないと思うし、米国在住者に限った話でもないだろうが、日々いろいろなことに怒ったり呆れたりイライラしながら生活している。その一部をここにつらつらと書いているわけなのだが、いやぁ、今回は久々に本気で呆れた・・・

 自動車保険の更新が8月半ばだった。慌ただしい時期だったこともあり、保険会社から届いた書類をあまりよく見なかった。でも書類には確かに「1年間で702ドル」と書いてあったので、702ドルの小切手を返送した。

 時間に余裕ができてから書類をよーく見たら、「RENEWAL OFFER」と題した書類が2枚あった。1枚には1年間で702ドルと書いてあり、もう1枚には半年で728ドルと書いてある。ちっとも意味がわからなかったが、とりあえず放っておいた。ついでに、2月の更新時には半年で257ドルだった保険料が急に上がっていることにも気付いた。

 さて、約1カ月経っても保険会社から何の通知も来ない。小切手の発送は期限ギリギリだったし、書類には「間に合わなかったり、一部のみの支払いは受け付けない」と書いてあった。銀行で調べると、小切手はまだ落とされていなかった。キャンセルになってしまったのなら、それはそれでいいや、と思った。なんで急に値段が上がったのか、わけわからないし、他の保険会社何社かから見積もりをもらって、安いところに換えようと思った。

 他の1社に見積もりをもらい、半年で400ドル(保険料の相場が上がったのか???)と言われた直後に、ようやく保険会社から書類が届いた。曰く、「不足分の26ドルを払え」と書いてある。さらに契約期間が半年になっている。1年間で702ドルで申し込んだのに、勝手に半年で728ドルの契約になっている。んなんだったら、最初っからなかったことにしてくれないかな、と思い、再び銀行口座をチェックしたところ、今度は小切手は落とされてしまっていた。

 仕方なく代理店に電話をかけたところ、代理店の人が保険会社に問い合わせてくれた。そして、「7月1日までに更新手続きをした場合、特別割引で1年間702ドル。それ以降に更新した場合は、半年で728ドル」という意味だったのだ、と説明してくれた。「はぁ〜〜〜???」と固まるしかなかった。私は7月半ばからしばらく留守だったからその書類が正確にいつ届いたのか知らないが、そもそも書類に書かれた日付(書類の作成日)が7月23日なのである。絶句・・・

 幸いなことに代理店の人はちゃんとそこまで調べていてくれて、「だから1年間で702ドルで済むように、保険会社と交渉した。不足分の請求書は忘れてくれ。30日以内に作り直した書類が届かなかったら、また連絡してくれ」とのことだった。代理店の人がまともだったことに感謝しつつ、これで1件落着かと思われた・・・のだが・・・

 翌日、代理店の人から連絡があった。前日は保険会社のセールス担当者と話して「1年間で702ドル」を認めさせたのだが、今日になって保険会社のスーパーバイザーから電話があり、契約の変更は認められないと言われた、と言うのである。

 ・・・・・

 いやぁ・・・

 7月1日締め切りの申込書を、7月23日付けで送ってくるんですか・・・。それで支払いが7月1日に間に合わなかったと言って、割り増し料金取るんですか・・・

 この代理店の人は何も悪くないので怒るわけにもいかず、ただただ言葉を失って呆れるのみである。呆れ果てて、コメントのしようがない。どうしてそれで商売成り立ってるのか、本当に不思議である。

 もちろんその場で保険を解約してもらった。それでも、やたらと割高な35日分くらいの保険料を日割り計算で引いた額しか戻って来ないんだよな。いったん払った金を取り戻すのは非常に難しい。

 いくら忙しくても慌てていても、自分が何に対して小切手を書いているのか、きちんと認識しないとダメだね。いや、当たり前といえば当たり前のことなんだが、ちょっと反省。


 今週はニューヨークに出張だった。改めて、こんなとこには2度と住めないと思った。(夜遊びだけは、ロサンゼルスよりニューヨークのほうが楽しめるけど)

 空港の建物に降り立った瞬間、ゲキ寒い超不愉快な冷房。ああ、これこれこれ、これがニューヨークだよ。そういやおととしの9月も早朝のJFKで寝てて凍死しかけたっけ。今回はラガーディアだけど、こっちも同じかい! ったく、外は暑くもなく寒くもなく、最高にさわやかで気持ちがいいのに、なんでこの街のヤツらは意地でも自然を拒否して無理矢理人工の空気で生活したがるんだよ?!

 空港からマンハッタンまでのバス。夜行便であまり眠れぬまま到着したので、えらく眠い。大渋滞にはまったバスの中でうとうとするのだが、眠ったら死にそうな寒さであまり眠れない。ほんっとーに無駄で不愉快。窓開ければそれで済むことだろ!

 ニューヨーク滞在中に何回か乗ったバスの運ちゃん、揃いも揃って愛想が悪い。私、ほとんど習慣でバスを降りるときは「Thank you」って言うんだけど、この滞在中、見事にすべて無視された。ロサンゼルスはもちろん、他の土地でも、乗客の多くが「Thank you」って言いながら降りるし、「You're welcom」などと言わない運転手のほうが珍しいと思う。

 ニューヨークに住んでた時にどうしていたのか、覚えてないんだよねぇ・・・。当時は後ろのドアからばっかり降りてたのかなあ???(アメリカのバスは、前後どちらのドアから降りてもいい)

 ロサンゼルスに戻って来て、空港から駐車場までのシャトルバスに乗った。開いた窓から爽やかな風が車内に入ってくる。降りるとき、私は「Thank you」、もちろん運ちゃんは「You're welcom」。


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