2000.11.11の独り言

 最近、しみじみと・・・「インターネット電子メールが信用できないっ!」

 先日、使っているメールサーバの1つが数日間、ダウンした。どこのサーバもダウンする時があるし、ダウンしたこと自体に文句を言うつもりはない。しかし、頼むからダウンした時はメールの確認ができないとか、先方に不着の警告が届くとか、わかるようにダウンして欲しい・・・

 「今日は到着メールがないなぁ、日本が連休だからかなぁ」→「またメールないの? 確かにまだ連休だけど・・・」→「考えてみりゃ、毎日届くハズのメルマガも届かないじゃないか」→「たとえメルマガも連休で休刊だったとしても、メールが来ない日がこんなに続くハズがない」→「絶対におかしい」→自分宛にメールを送ってみる→届かない・・・

 これは、どうやらメール爆弾が原因だったようだ。復旧してからまとめてメールが届いたが、消滅しちゃったメールもわかっているだけでも結構ある・・・。メールサーバがトラブルに陥っていた間、メール確認時にはまったくエラーが出なかった。頼むからエラーくらい出してくれ・・・

 ようやくこのアドレスが復活したと思ったら、今度は別のアドレスのメールサーバが一時、使えなくなったり(こちらはエラーが出たので、それとわかったのだが)。大統領選挙とか「サイバー中東戦争」とかの影響で(?)そこら中のメールサーバにメール爆弾が送られてるのかと思ってしまった・・・

 さらに、先週こちらから送ったメールの中に届いていないものがあることも判明。SMTPは別サーバなので、こちら側か先方側か、とにかくメール爆弾でダウンしたサーバとは別のサーバの問題だろう。不着が判明したのは仕事の指示を仰ぐメールだったりして、非常に頭が痛かった。しかし逆に言えば、仕事がらみだから不着が判明したとも言える。仕事がらみでもなければ、消滅したことに永遠に気付かないだろう。知らずに消えているメールが一体どのくらいあるのやら・・・

 今日日、電子メールを使わなければ仕事にならない。しかし、なんとも心許ないインフラを使って仕事をしているわけである。だからといって、今さらかつてのNIFTYSERVEのようなパソコン通信(相手がメールを読んだかどうか確認できた)には戻れない。現在の何億か、もしかしたら何兆かの電子メールアドレス、単一の会社のシステムでは管理できないだろう。

 もちろん、物理的な郵便だって消える時は消える。知り合いに、日本のアメリカ大使館でビザのスタンプを押してもらったパスポートを日本の実家から書留で送ってもらったが、郵便局に失くされた・・・という人もいる。(この時は、LAの空港で日本からの書留郵便1袋がまるまる消えたのだそうである・・・)

 それにしても・・・はぁ・・・(深いため息)

 去年のCOMDEX期間中のメール爆弾事件を思い出してしまう。Business Wireという、ほとんど唯一無二のプレスリリース配信会社から、向こうのシステムのトラブルのために何万通ものメールを送りつけられた。私が出張先でメールを確認できなくなったばかりか、会社のメールサーバもダウンした。

 今年はそんなことにならないことを、ただただ祈るのみである・・・

 COMDEX&電子メールといえば、今週(11月5日の週)はCOMDEX前の最後の週ということで、それまで以上に電子メール、ファックス、電話の襲撃を受け続けた(電子メールの普及に伴い、電子メールによる売り込みが去年までと比べて激増)。最近じゃ、メールにWord文書やPDFファイル、画像を添付してくるくらいなら何も感じないし、HTMLメールには脱力するだけ。実行ファイルで送られてきた売り込みは、呆れて速攻ゴミ箱行き。これだけウイルスが蔓延してるのに、誰が知らないヤツから届いた実行ファイルなんか開くか!(知ってるヤツからでも危ないけど)

 しかし・・・! 今時、電子メールのヘッダに無数の宛先アドレスを見えるように羅列して送ってくるヤツがいるという事実には、呆れを通り越して感動すら覚える。

 自分で自分の会社(もしくは自社が担当する会社)のプレスリリースを送っているくせに、サブジェクトに「FW:」とか「Re:」とか付いていて、本文全体に引用符が付いているものもしかり・・・。どうしてこういうメールを送れるのか、手法的にも、神経を疑うという点でも、本当に謎である。

 自社製品を売り込んでるんだろ?! できるだけ読みやすく、良い印象を与えるように・・・とか、考えないのかね???

 さらにすごい(?)こんなメールが・・・。メールボックスに、まったく同じサブジェクトのメールが3つ。どうやら、ラリー・エリソンの基調講演のお知らせらしいということは、わかる。1通目、TO欄にアドレス羅列、読む気も失せて速攻、ゴミ箱行き。2通目、今度はアドレスが見えないようにはなっているものの、肝心の講演する日が書いていない。3通目にして、ようやくまともなお知らせメール・・・。エリソンが知ったら、さぞや怒るというか、私だったらこんなPR会社、速攻でクビ切るね・・・


 忙しい時ほど余計なことをしたくなる。今週中で唯一、取材のなかった日には、ストレス解消に映画見に行っちゃったし。適当に忙しい時のほうが、ココの更新も頻繁なような気がする・・・ははは・・・。映画に関しては、忙しかろうとなんだろうと、早く行かねば終わってしまって見損ねてしまう、というのもあるけど。

 しかし、余計なことをできないほど忙しいことも、3ヵ月に1回くらい(?)ある。これからしばらくは、後者になりそうである。単発で入った仕事が予想外に重いし・・・(暇になるハズの12月なら、こういう仕事も大歓迎なのに、何故に11月に入る?!)


エッセーのメニューに戻る
  • 次回の独り言に行く
    過去の独り言メニューに戻る
  • 前回の独り言に戻る
    トップに戻る