久々の独り言で、7月中の話もあるにはあるのだが・・・。とにかく「この怒りを先にぶちまけておかないと次に進めない!」という出来事があった。結果的に、1ヵ月以上ものブランクがありながら、前回の独り言の続きになってしまった。
前回、書いた通り、ニューヨークでは電話会社にMCI WORLDCOMを使っていた。アメリカでは、近距離と長距離で異なる電話会社を選べるが、私はどちらもMCIだった。長距離だけの契約というのはあり得ないので、近距離を解約すれば長距離も自動的に解約されるハズ。新規開通や解約の申し込みは近距離部門の担当である。これまで、しつこく送り続けられてきた請求書に対して苦情電話をかけた先も、近距離部門だ。
前回、「新しい電話番号をアナウンスするか?」と聞かれて安心していたのが甘かった。確かに解約はされたようなのだが、6月分の請求書にあった金額を未払い金として記載した7月分の請求書が送られてきた。
だから、ちゃんとわざわざ電話の最後で確認したじゃないか! 「現在、請求されてる分は払わないからね、いいね」って! お前ら、一度に1つのことしかできないのかよ?! 金額をクレジットにするのと、解約するのと、なんで同時にできないんだよ?!
で、また電話をかける羽目に陥る。その前に、いくら払い過ぎているのか計算してみたら、15ドル未満であった。こいつら同時に2つのことはできないから、こっちはもう、諦めることにする。これで2度と請求書が送られてこないなら、15ドルくらいくれてやるわい!
電話で事情を説明しているうちに、怒りがこみあげてきて、「い・・・いったい、な・・・何回、この件で電話したと思ってるんだ!」と声がうわずってしまう。敵も気配を察したか、「わ・・・わかった、もう2度と請求書は行かないから」と答えていた。「ホントだろぉ〜なぁ〜!!!」
これが7月末のお話。ところが、これで一件落着では、ちっともなかった。8月に入り、いきなりMCIの長距離部門から200ドル近い請求書が届く。
近距離部門の人間は、自分たちでも解約がうまくいっていないケースがままあることを承知しているようで、馬鹿ではあるけど、それなりに応対が丁寧だった。
長距離部門には日本語専用電話番号がある。日本語のほうが通りがいいだろうと思ったのが大きな間違いだった。私の英語よりひどい日本語しかしゃべれないヤツが応対に出やがった。しかも、とてつもなく失礼な物言いをしやがる。
私のアカウントは、1回解約して、翌月、再度オープンして、7月にまた解約になってるとか、わけのわからんことを言うから、「4月末に引っ越してるのに、私が自分でそんなことするわけないでしょ」と答えると、「だって、記録がそうなってる」といった意味のことを超下手な日本語で逆切れ気味の口調で言いやがる。こっちは4月末にニューヨークを離れてるのに、なんでニューヨークの番号を契約したり、ニューヨークの番号から電話をかけるんだっちゅぅ〜の! 方法があるんなら、教えて欲しいわい! 誰がどう考えたって電話会社の間違いだろうに、いっさい聞く耳持たず、「こちらではどうにもならない」を繰り返しやがる。
「スーパーバイザーかマネージャーと代わってくれ」と言うと、「日本語しゃべれる人はいません(実際には滅茶苦茶変な日本語で)」ときた。てめぇ〜だって日本語しゃべれてねぇ〜じゃねぇ〜かよ! それでよく、日本語カスタマーサービスとか、やってるよな! てめぇ〜の日本語より英語のほうがよっぽど理解できるわい!
いいから代われ、と言ってるのに、自分の悪口を言われるとでも思ったのか、「どうにもならない」を繰り返すばかりで、がんとして代わろうとしない。
諦めて電話を切り、今度は一般のカスタマーサービスに電話をかけるが、転送途中で電話を切られてしまう。なんかムカつき過ぎて力が抜けて、再度かける気が失せる・・・
自分でまた電話する元気が出ず、苦情電話のプロフェッショナルな(?)友人に助けを求める。彼女は、応対に出た相手の名前だけでなく、エージェント番号なるものも尋ねていた。さすが! 勉強になる。次から私も相手のエージェント番号を控えよう。
とりあえず200ドルはクレジットになったようだが、本来は近距離の請求書と一緒にくるハズの長距離電話代が何故に突然、単独で請求されてきたのか。この請求書だけ、電話番号は同じながら顧客番号が違うのは何故か(一度解約して再度契約ってあたりに答えがありそうだが、なんでそうなったのか)、など・・・真相は謎のまま。
いずれにしても、MCIなんて2度と使うか! 今もMCIだけど、この超多忙期が終わったら速攻で変更してやる!!!
私と同じ頃にニューヨークを離れて日本に帰った友人と話した。彼は、ニューヨーク時代の大家から、部屋を汚したなどと因縁をつけられ、法外な金額を要求されているという。彼曰く、ニューヨークの大家の間で、そういった「たかり」行為が流行っているのだそうだ。主なターゲットは彼のような日本企業の駐在員で、日本にある親会社にまで電話してくるらしい。
物理的に離れてもニューヨークの悪夢は終わらない・・・