引っ越しで荷造りや片づけが大変だったり、肩凝り筋肉痛になったり、体中傷だらけアザだらけ、手はマメだらけになったりするのは、多かれ少なかれ誰にでもあることだろう。クソ面倒くさい山のような住所変更をしなければならない人も、私だけではないだろう。新規免許証の取得やわけわからん他の州の車の検査登録(ほとんど輸入並の面倒くささ)だって、アメリカで他の州に引っ越したり他の州から車を買った場合、誰でもしなければならない。しかし私の場合、それはもう必ず、これに無用なトラブルが加わるのである・・・
このデスク&イスの組み立てに8時間かかり 手がマメだらけになった (とても重く、天板1枚20kgくらいか) EFGを組み立てた時点で力尽きて Dはまだ箱に入ったままである・・・ ちなみにこれはカタログ写真のスキャンで 私の部屋ではありません (^^ゞ... 追記:手の傷が癒えた約1週間後、Dも組み立てたら 机周りのごたごたがきれいに片づいた 片づけようにも狭くて片づける場所がなかったNYと正反対 今度は棚に空きが目立ち、部屋全体もガラ〜ンとした印象 |
月曜日、居候している友人宅の出張中のダンナの車を借りてアパート探し。思ったより空き部屋が少なく、家賃もここ1年で結構上がったようである。1日探し回って疲れきったところで、夕方最後に見たアパートに即決。大して見もせず、しつこく質問もせず、速攻で「借りる!」と言ったため、管理人に驚かれる。だって、それ以上探し回るの、もう嫌だったんだもん・・・
これまでの経験から、信用調査に1日かかったり、調査代として20ドルくらい取られたりするものと思っていたのだが、今回はその場で電話で信用調査が終了。どこぞの信用調査会社のデータには、私が4年前に住んでいたロサンゼルスのアパートの住所まで記録されているのに、ちょっとびっくり。その場で契約書を交わし、翌火曜日には鍵を受け取る。
ショーン・コネリーによく似た管理人は、非常に親切な人である。周囲の環境も良い。部屋は、ロサンゼルスにおいてはとりたてて広いわけではないが、マンハッタンのクソ狭いアパートと比べたら雲泥の差である。もちろん、ベッドルーム付き。日本風に言うと1LDKか。2階なので窓から埃も入りにくいし、棟の端なのでメインルームの窓が通路ではなく駐車場に面している。ブラインドを開けていても前を人が通らないので気にならない。
火曜日に電話、電気、ガスも順調に開通。
公共サービスの申し込み時にも信用調査のようなものがある。いわゆる「社会保障番号」(Social Security Number:国民総背番号制みたいなもん)を言うと、先方がこちらの身元を調べるのである。異なる公共サービス会社の地区から引っ越して来た場合、契約者が過去に借金を踏み倒した、大量の借金をしている、というわけではなくても、履歴がまったく出てこない場合にも一時預かり金を要求されることがある。今回はすべて、預かり金なしでクリア。アパートの契約時もそうだったが、自分がアメリカでゼロから築き上げてきた「信用」みたいなものを感じて、何だか嬉しかった。
引っ越し屋にも火曜日に連絡し、荷物は水曜日に無事に到着。実は引っ越し屋、荷物を預ける時点で届け先が決まっていないということで、荷物は倉庫一時預かりとなり、保管料を取られるハズだった。しかし、あまりにスピーディーにことが運んだため、保管料のことは何も言われなかった。というか、依頼時に話した人と話して保管料のことを言われると嫌なんで、適当に電話に出た人と話して、ことを済ませてしまった (^^ゞ...
水曜日に棚とデスク&イスを買い、棚は持って帰り、デスクは在庫がなかったため翌木曜日配達。これがまた、4つに分かれている組み立て式のデスクなのだが、1つでもとてつもなく重い。同じく組み立て式の棚もいい加減重くて、駐車場からへろへろと運ぼうとしていたら管理人が飛んできて、たまたまガス漏れチェックに来ていた作業員2人を呼び、男3人でひぃ〜ひぃ〜言いながら2階に上げてくれたが、デスクの重さは棚どころの騒ぎじゃなかった。専用のキャスターがなかったら、とても2階まで運べない。在庫がなくて、本当に良かった (^^ゞ...
夜までかかってデスク&イスを組み立て、ようやくデスクトップ環境に戻る。「ニューヨークと違って接続をぶちぶち落とされることもないし、心なしか転送速度も速いし、快適快適♪」とインターネット。
ニューヨークを出る直前は、ありがちな「引っ越す前に一度」というお誘いの嵐で、食いまくり飲みまくりでかなり太っていた。引っ越したらどうせ貧乏ダイエットで痩せるからいいや、と思っていたのだが、本格的な貧乏(?)になる前に新居に入ってからの多忙&力仕事で痩せてしまった。これはラッキー♪(?)
・・・と、すべてが珍しく順調に運んでいるかと思えたのだが・・・
(長くなったので、続きは次回に)
カリフォルニアは、移民に対する風当たりが特に強い州である。運転免許の取得時に必要な証明書の類も多い。他の州の免許証からカリフォルニアの免許証にすんなり書き換えてくれるのかどうかも、よくわからない。しかし、ここで何をするにも、すぐに「カリフォルニアID(身分証)を見せろ」と言われるので、とにかくとっとと取りに行くしかない。
案ずるより産むがやすし(?)。行ってみれば、過去にカリフォルニアの免許証を持っていた記録が出てきたため、更新扱いにしてくれた (^^...。米国滞在のステータスに関しても、私はまだパスポートに永住権のスタンプが押されていないし、ビザは切れてる、ということで不安だったのだが、米国入国カードがビザ有り用だったため、何も聞かれずにすんなりパス。
カリフォルニアでは、免許証取得の際に右手親指の指紋を採られる。これがまた、親指はマメが潰れて力いっぱい皮がむけてるわ、赤黒い血豆はあるわで、「治ってから出直せ」とか言われたらどうしよう、と不安であった。しかしまあ、そこはいい加減なもんで、何も言われなかった (^^ゞ...。私の指紋は、皮がむけた状態で記録された。
ここで唐突に「次はあっちで筆記テストを受けて」と言われて、おおいに焦る。しかし、これまたいい加減なもんで、おそるおそる解答用紙を持って行ったら、「ここ間違ってるから直して」と言われ、その場で直してパス (^◇^ゞ...(ホントにいい加減だな (_ _;;;...)
・・・とまぁ、無事に免許証も取れたことだし、次の難関(?)は車両登録変更である。