2000.4.17の独り言

 ここ1週間ほどの私の状況はといいますと・・・疲労困憊筋肉痛肩凝りまくりアザだらけ生傷だらけ満身創痍・・・であります。

 元々、引っ越しなんてものは超面倒だし大嫌いだし、できるもんならしたくない。しかし、アパート暮らしをしていると何年かに1度は引っ越さねばならなくなる。さらに今回は遠距離なので、何度も往復して自力で荷物を運ぶというわけにもいかない。業者に頼むということは、それなりにしっかり荷造りせねばならない。棚やデスク、イスなどの大物は売り払うことになる。

 これまでも、本当に狭くて嫌になっていた我が家。床が見えている面積は、スーツケースを広げると部屋の向こう側に行けなくなるほど少なかった。旅行や出張から狭い部屋に帰って来る度に、気が滅入っていた。

 引っ越しともなれば、もう最悪である。とりあえず荷物を置いておく場所とか、段ボールを積んでおく場所もない。棚の中身を出した時は、足の踏み場がないどころか、床を埋め尽くした荷物が50センチほども積み上がってしまった。1つ段ボールがいっぱいになると、それをかついで足で荷物をかきわけて1歩1歩足場を作りながら、曲芸師状態で部屋の隅まで運ぶ。今までも、引っ越し準備が楽しかった記憶なんてもちろんないが、今回はしつこいけど部屋が狭い。過去の引っ越しとは比べものにならぬ苦労を強いられる。「もう、いやぁ〜〜〜!」「こんな狭いトコに、2度と住むものかぁ〜!」と、何度も独り、悪態をつく。何度も途方に暮れて座り込む。

 空になった棚などは、とっとと持っていってもらわないと収拾がつかない。毎晩のように大物家具を車に積んで、買ってくれる人の家まで配達する。うちも狭いけど、ニューヨークのアパートなんて、どこも決して広くない。エレベーターなんて、もちろんない。入り口や階段の狭いアパートなど、最悪。こうして、アザだらけ傷だらけになっていく・・・

 それでもまぁ、どうにかなるもんである。引っ越し屋に預ける荷物、段ボール23箱、スーツケース2つ、そしてそして、LAから持ってきて再びLAに持って帰ることになるベッド。LAから来る前、ベッドを売ろうとしたけど売れなかった。普通の車では運べないし、毎晩、必要なものなので、買い手と売り手のタイミングが合うなんて希だろう。売れないのも理解できる。LAで売れないもの、ニューヨークで売れるハズもないだろうと、今回は売ることを考えもしなかった。大陸を往復した、貴重な(?)ベッドである・・・

 荷物が並んだ様は圧巻である。段ボールは、会社からもらってきたiMacの箱など、デカいのも入れて23箱。LAからこっちに来た時は、ベッドと段ボールわずか6箱だったのに、いつの間にこんなに荷物が増えたんだか・・・。業者に頼まず自分で運ぶ荷物も結構あったりするので、出発時には車がいっぱいになるんだろうなぁ。

 ベッドを片づけてから出発までの6日ほどは、板の間に寝袋で就寝。腰が痛い。とっとと新居みつけて落ち着きたいよ。


 車を路肩に止めて車内で時間調整していた。前方には1台分ほどのスペース。そこに、大型のバンがやってきて縦列駐車を始めた。後方(私の前方)の確認のために1人が車から降りてきた。

 バンパーに軽く当てられている振動が何回かあった後、今度は思いっきり大きな衝撃。車から降りて後方確認しているハズのヤツの顔を思わず見てしまったが、まったく知らん顔。さらに2〜3回、大きくぶつけた後、ようやく縦列駐車が完了・・・

 確かにアメリカでは(おそらく日本以外の国ではどこでも)「当たってもいいようにバンパーがあるんだ」と認識されているし、駐車時に他の車にバンパーが当たったって誰も気にしない。

 それにしたって、軽く「コン」ならともかく、人が乗っている車に力いっぱい当てておいて、軽く手を挙げるくらいのあいさつもナシかい?! しかも1人が降りて後方確認までしてるくせに、てめぇは何のためにそこにいるんだよ! 何なんだよ、こいつら・・・


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