2000.1.26の独り言

 しつこいけど、毎日寒い。この1週間で2回も雪が降ったし(雪と寒さは関係ないけどね。ニューヨークより東京のほうが雪が降るけど、東京で日中も氷点下なんて日があるとは思えないし・・・)。25日の雪など、4年近くニューヨークに住んで初めて見る大雪だった。しかし、それまで10日間ほど日中もずぅ〜〜っと氷点下だったのに、この日は昼間、気温がナント! 1度まで上がったのである! いやぁ〜、ずっと氷点下だとプラス1度でもえらい暖かく感じるもんである。しかし道路のほうは、雪が解けてぐっちゃぐっちゃになって、もう最悪・・・。前回の雪はいつまで経っても解けることなく、そのまんま蒸発してたんだけど。

 いや・・・今日は寒さに対する直接の文句が言いたいわけではない。そりゃ、寒さに対する文句なんて、春になるまで言い続けていたいくらい冬は嫌いだけど・・・

 今日は、寒さとインターネット接続に関する謎。

 ニューヨークのインフラなんて、電話回線に限らず最悪だし、今までもインターネット接続中に回線を切られてえらいムカつくなんてことは日常茶飯事であった。しかし、この冬の接続状態の悪さは尋常じゃないんである。

 12月にも、接続した瞬間に落とされて、メールの確認もおちおちできない時期があった。何度、接続し直しても、繋がった瞬間に切れる。繋がらないんなら、まだ許せるよ! 電話代だけ、いちいち取りやがって、それで何もできずに落とされるんだよ! こっちの脳の血管がキレそうである。

 この時は、OSをアップグレードしたばかりだったので、てっきりそれが原因だと思った。PPPツールを古いものと入れ替えたら、何となく状態が良くなった。まさか寒さとの相関関係なんて、考えてもみなかった。しかし、思い出してみれば、これはクリスマス前後の寒い時期の出来事だったような気がする。

 先週末あたりから、またこの症状が出始めた。とにかく、いつ切れるかわからない。繋がった直後が一番、危ない。のんびりウェブサイトなんて覗いていたら、メールの送受信ができなくなる。接続前にメーラーやブラウザの準備を万端にしておいて、繋がった瞬間に必要な操作はすべて速攻で行わねばならない。それでも、送信はできたけど受信する前に切れたりする。

 さらに、接続は切れていない(? モデムのランプは点いたまま)なのに、何もできない状態に陥ることも度々・・・。ウェブも見られない、メールの送受信もできない。こうなると接続し直しても、アクセスポイントを変えても、同じである。何度か試して無駄な電話代と労力を使い、こういう状態になったら素直に諦めるしかないと悟った。

 思わず考えてしまった・・・。寒さで電話線が硬化しているせいだろうか・・・???

 今週の頭には、どっかのバックボーンでトラブルがあったようだ。頼みの綱の会社のT1回線まで、月曜の朝のうちは繋がらなくなっていた。接続が復帰してからも、メールの不着が多発。いつになったら全部、届くことやら・・・

 先日は、ウェブは使えるしメールの受信もできるのに、メーラーからの送信ができないという、これまた謎の状態に陥った。こういう時、ポストペットはダメである。受信後、自動的に返信することで相手のペットが手紙を持って帰るから。こんな時についついポストペットで受信してしまうと、相手のペットが行方不明になってしまう(・・・って、普通、こんな謎の状態にはならないから、そんな心配する必要もないんだけどね)。

 大雪が降った25日。少し暖かかったのもこの日だけ。天気予報によれば、翌日からまた日中も氷点下の日々だ。夜には冷え込んで、ぐちゃぐちゃの雪がビシバシに凍り付いていることだろう・・・

 そんなことを考えながら、夜、インターネットに接続。・・・・・。日本のサイトに繋がらない・・・ (_ _;;;...。ちなみに「.com」は大丈夫である・・・

 ブックマークに片っ端からアクセスしてみるが、日本のサイトは全滅(日本以外の非米国のサーバは、ブックマークになかったので試さず)。メールも、通常のメーラーで使っている「.com」や「.net」のアドレスは問題ない。しかし、ポスペに使っている日本のアドレスは、今度は送信はおろか、受信すらできず・・・

 翌、26日の夜。おお、今夜は日本のサイトも見られる♪(って、当たり前なんだけどね)と思っていたら・・・。今度は接続に使っているプロバイダのメールアカウントの送受信ができない・・・。このアカウントはメーリングリスくらいにしか使っていないので1日2日受信できなくてもいぃ〜けどさぁ・・・。送信できないのは困るので、仕方なくSMTPを会社のものに変更して対応・・・

 #一体、何なんだよぉ〜〜〜!!!
 #勘弁してよぉ〜〜〜、もぉ〜〜〜!!!

 やっぱ寒さのせいだろうか・・・。本当に、そんなことって、あるんだろうか・・・??? ま、クソニューヨークでは、何が起こっても不思議じゃないけどね・・・


 前回の独り言で、あまりに寒いせいか、会社の近所にたくさん出ている屋台の食べ物屋が姿を消したと書いた。これらの屋台、もう1週間以上、姿を消している。人ごとながら、商売できなくて大丈夫なんだろうか、と心配してしまう。

 実は、私は屋台で食べ物を買ったことがない。なんか、嫌いなんである。理由はよくわからない。無意識のうちに、ニューヨーク的なものはすべて避けてしまうのかもしれない。

 マンハッタンに無数に出ている屋台には、果物を売るもの、パン・コーヒーの類を売るもの、ホットドッグ屋、(何故これがアメリカでそんなにポピュラーなのか日本人には理解できない)プレッツェル屋、その場で鉄板で調理した「割とちゃんとした食事」を売るものなど、いろいろなタイプがある。

 普段は何の興味もない、これらの屋台なんだが・・・。2週間ほど前に同僚が食べていたチキンドライカレーとでもいうようなものが、実に唐突に、妙に美味しそうに見えたんである。売っているのは、会社から1ブロックのところに店を出している屋台だという。値段を聞いたら、量の割に安いことが判明。

 「これはいっちょ、ニューヨークを去る前に、1回くらい屋台で買ってみるか♪」と思っていた矢先、この寒さに突入。屋台は見事に姿を消してしまったんである・・・


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