「省エネの概念なし」

 ガス代の請求書を見ていて、はたと考えた。何で1回もガス(ガスを使った調理器具)を使っていないのに、メーターが増えているんだ???

 思い当たるのは、部屋の壁に埋め込まれている暖房機。パネルを開けてみたら案の定、種火が燃え続けていた・・・。どうりで夏の間、暖房が入っているとしか思えないほど部屋の一部が暑かったわけだ。現在の部屋の暖房は温度が下がると自動的に入るシステムである。すでに一番低い温度にしてある温度設定用のレバーを、さらに低いほうに押し込んでみたりしていたが、常に火が燃えているんじゃしょうがないね。(種火ごときと思うかもしれないが、暑い日には、本当に部屋の中でも暖房のあるあたりが異様にもわっと暑かったのだ)

 ロサンゼルスで最初に住んだアパートの暖房も、常に種火が燃えているタイプだった。「アメリカの普通」をよく知らなかったので、非常に驚いた。しかし、こちらは、消そうと思えば消せるタイプだった。ただし、再度、点火する際にはガス屋を呼ばねばならない。「いちいち、んな面倒なことできるか!」と自分で点火して、前髪はもちろん、眉毛や睫毛まで燃えたことがあったっけ・・・ははは・・・

 現在の暖房は、個別に元栓を閉められない。どうしてこういうシステムを考えつくのか、よく理解できない。

 他のページにも書いたかもしれないが、暖房も冷房も、1カ所でスイッチを入れればすべての部屋に入る。2ベッドルームのアパートだろうと、2階式のタウンハウスだろうと、1軒屋だろうと、部屋ごとに個別に冷暖房を入れられるシステムを見たことがない。うちなんかはベッドルームとメインルームの間の壁に暖房が埋め込まれており、2つの部屋が同時に暖まるようになっているので、それでも経済的なほうかもしれない。

 馬鹿みたいに寒い冷房(アメリカの平均冷房温度は18度だそうです)といい、ニューヨークなどのアパートの勝手に入る全館暖房といい、この国に省エネという概念なし。

 それで、夏場に停電のおそれあり、とか、政府のエネルギー備蓄を取り崩すか、とか言っているから笑ってしまう。アホか・・・?!

(2000.9.23)