ニューヨークは・・・。先日、かなり大きな道沿いを歩いていたら、緊急車両がサイレンを鳴らしながらやってきた。見ていると、誰もよけたり停まってやり過ごしたりしない! どいつもこいつも、一生懸命先に行こうとする消防車と競るように走っている。こいつら一体、何なんだ?!
路上駐車もすさまじく、前後20センチくらいの間隔で縦列駐車してある。最も、バンパーの傷なんか気にするのは日本人くらいのものだ。バンパー当てて脱出すればいいのだろう。
西では何と言っても歩行者優先で、車は必ず停まって待ってくれる。東では、車はどんどん突っ込んで来るし、歩行者は歩行者で信号なぞ一切無視して車の隙を縫って縦横無尽に道路を横断してゆく。
何よりも驚いたのが高速道路。分岐の先で渋滞が始まっていたのだが、端の車線の車が分岐までバックしている。最初は「こいつ道を間違えたのか?」と思ったが、先にゆくにつれてバックしていく車が列になっている。なんと、200メートルくらいバックしてゆく強者まで・・・。かと思えば、やはり先の渋滞を発見し、本来は車線変更できない縁石つきの分離帯を乗り越えて、側道までえっちらおっちら移動してゆく奴までいる。
ニューヨークはおそろしい・・・。
(原文:96/6 加筆訂正:98/10)