ロサンゼルスには「LA WEEKLY」「LA READERS」「LA VILLAGE VIEW」といった、無料で街角やお店などに置かれている新聞スタイルの週刊情報誌がたくさんある。内容は、東京の「ぴあ」のような感じだ。一番厚い「LA WEEKLY」の情報量は膨大だ。広告も多く、買い物情報を仕入れるのにもとても便利だ。来たばかり頃は、こんなすごい量の情報が無料で手には入るなんて、やはりアメリカはすごい」と感動したものだ。
ところでニューヨーク。こちらにも「LA WEEKLY」とほとんど同じ形式・記事内容の「VOICE」という新聞があるが、実にこちらは有料(現在はマンハッタン内のみ無料)。あれだけ広告入れてるんだから、無料にしろよ!
日系メディアに限っても、ロスには月2回発行の無料日本語情報誌が3〜4種類あり、内容もロス在住者の役に立つ。また日本語のテレフォンガイド+生活情報便利帳、とでもいうべき分厚い電話帳のようなガイドが年に一度、2社から無料で発行される。ニューヨークには定期発行の無料日本語メディアは、自費発行のミニコミ誌のようなものが多い。内容もかなり趣味に走っていたり、素人っぽい。電話帳形式の「便利帳」は有料(それも、結構いいお値段)で書店で販売されている。
マンハッタンのアパートの家賃など、今では東京よりはるかに高く、条件も悪い。
全く、東は何をするにも金がかかる。
(原文:96/1 加筆訂正:98/9)