20日 14:01 |
降ったりやんだり急に明るくなったと思ったらまた降ったり・・・を繰り返す変な天気。まるで4年前の横断の時みたい。ま、私はそういう星の元に生まれているんだろう(?)。
サービスエリアでトイレに寄り、ついでに血がついたままだった手を洗う。右後ろの窓も閉める。(右後ろのドアにあるスイッチからはちゃんと閉められて良かった)
運転していると、アメリカに来て以来のさまざまなシーンが胸に去来する。ロサンゼルス時代のものも、ニューヨークでのものも、次々とごっちゃに現れては消える記憶の断片たち。
ニューヨークを出る前日、餞別の品(ちなみに、闘魂伝承オブジェであった・・・)を持ってきてくれた友人から渡された手紙に、「もう二度と逢えないかもしれませんが」と書かれていた。
そんなことを言ったら、ニューヨークを離れる前の数週間、ありがちな「引っ越す前に一度」ということで会った友人たちの多くと、もしかしたらもう二度と会わないかもしれない。
同じニューヨークに住んでいる学生時代の友人とは、4年もいたのに「そのうち会おうね」と言い続けて一度も会わずに終わってしまった。
別に引っ越さなくても、毎日の人生が、もう二度と会わないかもしれない人たちとの出会いの繰り返しである。
「もう二度と逢えない」
死ぬということは、すべての人たちと「もう二度と逢えない」ということである。そんなのいやだ。私はまだまだ、死にたくない。
そんな、とりとめのないことを考えながら、車を走らせる。
20日 14:33 |
※:便宜上、日時はすべて出発地点であるニューヨークの時間帯で掲載しています