20日 15:00 |
4年前の東行きの車の中で、私はニューヨークでばりばりに活躍している自分の姿を胸に思い描いていた。その時点では、仕事も何も決まっていなかったのにね・・・
今の私にあるのは、はちきれんばかりの希望ではない。
行く先に待つものは、天国なんかじゃないって、よくわかってる。ただただ、地獄からの脱出。極限に達したストレスからの逃亡。
胸にあるのは、とにかく休みたいという気分。
前回も、今回も、東京からロサンゼルスに来た時も、共通していること。
行く先に、何の保証もないということ。
確たる約束も、生活の保証も何もなく、ただただ、いつも私は進んでいく。
じっとしているのが一番、楽なのに、適当に愚痴を言いながらも、そこから動かないのが楽なのに・・・
じっとしているストレスに耐えられない。
安定を求められない。
安心を選んで、愚痴を垂れながらも平穏な生活を続ける・・・そんなの耐えられない。
もしそこが天国なら、私だってずっとそこにいる。
だけど天国なんて、きっとどこにもないから、彷徨い続ける・・・
いつも何かを求めて、目の前にない何かを求めて、ここじゃないどこかに向かって走り続けて・・・
15:37
時速75マイル付近で振動が来る。ホイールバランスが悪いのか。一番、多用したい速度帯なのになぁ・・・
15:45
本降り・・・
単に引っ越し屋に頼む荷物に入れ忘れたマッサージャー、何となくパーカーのフードに入れてみた。シートに寄りかかるとうまい具合に背中に当たって、実にいい感じ。
20日 15:59 |
※:便宜上、日時はすべて出発地点であるニューヨークの時間帯で掲載しています