State Collegeというペンシルベニア州の山ん中の田舎町。
どのくらい田舎かというと、少なく見積もっても5000人は入ってるイベント会場に、
見事なまでに有色人種がまったくいない。
ある意味、感動的というか、それほどド田舎というか・・・
そんな場所で仕事を終えた翌日。
朝、ホテルの部屋のカーテンを開けた瞬間、外の光が妙に鈍くていやーな感じ。
ガラスの曇りをふいてよーく見れば、案の定、しんしんと降りしきる雪景色。
まずはホテルの駐車場で 雪に埋もれたレンタカーを発掘(?)
これがまた車に近づくためだけに何度も滑って転んで雪まみれ
仕方なく革手袋はめた手とダウンコート着た腕を使って
フロントガラスから払った雪を |
そもそも道順も不確かな田舎道。
晴れてたって高速道路に出るまでは不安いっぱいなのに
ましてやこの天気・・・
実は前日、レンタカーを借りて 高速道路を2時間ほど走ったところで インパネに「タイヤの空気圧が低い」という警告が点灯。 今日は高速に乗る前に空気入れといたほうがいいかな なーんて思ってたんだけどさ・・・
こうなっちまったら空気圧なんて知ったことか! |
この道を行けば・・・ (知ってる人にしかわからないネタですんません) 高速道路に乗れるハズ・・・
前を走るトラックさん、あなただけが頼りです |
ようやく目出度く高速道路にたどり着き さすがに道路上の雪もかなりどけられていて 走りやすくなった♪と思った瞬間 いきなり先が詰まってぴたっとストップ。 この時、時刻は11時30分。
←と約2時間経過後の下の写真を比べてくださいマセ。 |
朝ホテルの部屋に配られてた新聞、持ってきといて良かった。
(ジャネット・ジャクソン事件の記事など、読んで暇つぶし)
今日が飛行機に乗る日じゃなくて良かった。
普通にホテル出てたら間違いなく乗り遅れてるよ。
12時10分 フロントがぐっちゃりつぶれたトレーラーが対向車線を牽引されていく。
どうぞあれがこの通行止めの原因でありますように。
そして一刻も早く開通しますように・・・
12時30分 1時間経過。エンジンをオフにしてみる。
雪は狂ったように降り続いてる。
音を立てて降りしきる雪に、フロントは一瞬にして何も見えなくなる。
外側に雪が積もるのはともかく、ガラスの内側が曇ってしまうのは困る。
やっぱエンジンはかけとかなきゃダメだ。
ガソリン入れといて、良かった。
13時00分 いー加減、勘弁してくれよ!
車の前後にもすっかり雪が降り積もってる。
好きで事故起こすヤツはいないとわかっていても、かなりムカつく。
13時07分 除雪車が路側をやってきた。
ってことはそろそろ開通か?!(かなり期待♪)と思ったら
除雪車の運ちゃん、降りて歩いて行ったっきり、戻って来ない。
2時間経過。除雪車は相変わらず右斜め前に停まったまま。
運ちゃん戻って来ないし、状況に変化なし。
私の車が一番近くにいたせいか、それとも私がよっぽど疲れきって
救いを求めるような目でパトカーを見つめていたせいか、
パトカーから降りた警官、おもむろに立ち止まってこちらを振り返り
がんばるんだぞ!といった調子で「もうちょっとだからね!」と
私に向かって怒鳴ってから、歩いて行った・・・
なんかちょっとウケて、気が紛れる。
13時29分 よーやっと除雪車が動き出した!
13時32分 パトカーは車列の合間を使ってUターンし
13時50分 左側のトレーラーが少し動いたので トレーラーが動いた後→ |
14時13分 よーやっと動き出して喜んだのもつかの間。 すぐに1車線になり、そしてまたぴたりと動かなくなる。 うーうーうー・・・
14時30分 結局3時間かよ! |
14時47分 ついに、ついに、ついに! よーやっと本当に走り出す!!! 道路が雪まみれで走りにくかろうが とにかく動ける、少しずつでも目的地に近づける という事実がえらい嬉しい! 結局、普通なら4時間の道のりに8時間もかかってしまった。
後で聞いたところによると |
(2004.2.3撮影)
<おまけ>
実に寒々とした雪景色のムービーを見たい方(いるのか?!)は以下をどうぞ♪
その1・その2
(ムービーのサイズは6〜8MBほどありますのでご注意を)