おねえちゃんの行動学

その3 嫌いなもの−1

苦手なヤツ、嫌いなこと、むかつくヤツ、嫌いなモノ・・・なんでもアリです。日米問わず、ね(^^ゞ...。

マイクロソフトとビル・ゲイツ

 私はパソコンいじりというか、機械いじり全般が好きだ。MacだろうがWindowsだろうが、パソコンいじりは楽しい。私のパソコンいじりの目的は、一般的な「アプリケーションの使用」ではなく、「カスタマイズ」や「いじることそのもの」だったりする。

 どのシステムが使いやすいとか、好きとか、そんなことは個人の好みなのでどうでもいい。システムそのものの不備を言うならともかく、Mac「ユーザー」とWindows「ユーザー」のいがみ合いとか、実に馬鹿馬鹿しい。以前、藤本さんというプログラマの方があるメールニュースに「世の中、Mac派とWindows派で分けるのではなく、他のシステムの使用者を罵倒する人間とそうでない人間に分けるべき」と書いていらっしゃったが、全くその通り。

 しかし、マイクロソフト(MS)という会社とビル・ゲイツは嫌いだ。なんだかとっても、「悪い意味でアメリカン」な気がする。アメリカン、すなわち、自分たちが世界の標準だと思い込み、決して他人に合わせようとせず、相手が自分たちに合わせるのが当然だと思っている。

 しつこいようだが念のため、これから書くことは別にWindows「ユーザー」への誹謗中傷では全くない。

 例えば、なんでWindowsって他のフォーマットのディスクが読めないんだ? 読めないだけならともかく、初期化しながらのディスクコピーくらいしてくれよ。DOSの「DISKCOPY」やDOSSHELLは未フォーマットのディスクにも初期化しながらコピーしてくれるのに、なんで95や98の「簡単コピー」だと他フォーマットのディスクにコピーできないんだ? 進化するにつれて傲慢になっているところが、何とも素晴らしい。既に世の中からDOSフォーマット以外のディスクは駆逐したと思っているのか。

 MS OFFICE・・・。これ、OSを問わず、全てのパソコンユーザーが標準で持っているものだと思っている人間が多いようだ。毎日大量に送られてくるPRやらプレスリリースやらの電子メールの中に、Word文書を添付したものが結構ある。たかがテキスト、何で電子メールの本文で送らないかなぁ〜?! そんなにデザインした文書を見せたきゃ、ウェブにでもアップしてURLをメールで送ってこいよ! ウイルスの問題もあるし、不必要な添付ファイルなんかするな! どうしても添付書類にしたければ、プレーンテキストにするのが礼儀だろう。仮にもハイテク関連の会社がこういうことをしてくるから、呆れる。MSというより送る人間が悪いのだが、なんだか「MS=アメリカン」を感じてしまう。

 うちは出版社なので、いろんな人からファイルが届く。ハイテクに詳しい訳でもない外部ライターに文句たれるのも大人げないからWordや一太郎くらいならこっちで変換するけど、一度「アミプロ」で作った文書を送ってきたヤツがいたのには固まった(あ、これはMSと関係ないか(^^ゞ...)。爆笑したのは、ただの画像ファイルをわざわざWordに貼り付けて送ってきたクライアント。画像ファイルのまま送らんかい!

 これはMSに限らないのだが、スタイル付きメールをデフォルト設定にしている。Netscapeは一応、「スタイル付きのまま送るかい?」と聞いてくるのがデフォルトだったと思う。しかし、システムに勝手に付いてきて、自分がスタイル付きメールを送っていることすら気づかずにそのまま使っているユーザーが多いことを考えると、MSの罪は重い。(ある行程を経ると、「スタイル情報を送らない」設定にしているにもかかわらず、勝手にスタイル付きメールを送るEudora 4.0もムカつくのだが)

 でもって、ビル・ゲイツ。まぁ、この人を好きって話もあまり聞かないけど。同じ暴君でも、スティーブ・ジョブズみたいにカリスマ性があれば信者が集まるのに。あいにくゲイツくん、ラリー・エリソンみたいにスマートでもないし、スコット・マクネリみたいに芸達者でもない。これだけで、「大企業のトップ=広告塔」としてかなりのマイナス。

 そのくせCOMDEXのプログラムには、毎年同じ、かなり若い頃の、相当修正した、気持ち悪いほどの笑顔の写真をお使いになる。で、本人が出てくりゃ、「写真撮影は最初の2分間だけ」。スティーブなんて(私の知る限り)、「いつでもどこでもおっけぇ〜♪」よ。それでも去年のCOMDEXは、プレスとして最前列で何とか撮影した。今年(98年)に至っては、前中央の座席1000席くらいは全て招待客。プレスは超端っこか、一般客と一緒。仕方なく一般席の最前列に座ったけど、写真は諦めざるを得ない。この辺は、ゲイツくんがメディア嫌い、あるいはMS幹部がゲイツくんの機嫌を損ねないようにそうした、と見ていいと思う。だったらいっそ、裁判の証言みたいにビデオだけで講演すればいいのに。この先はゲイツくんのせいではないと思うが、ついでに会場が暗くて講演のメモを全然取れなかった。もしかしたら、どこの会場も一般席はこのくらい暗いのかもしれない。いつもステージの近くに座るので明るいだけなのかも。

 ともかく98年COMDEXのビル・ゲイツ講演は、史上最悪の基調講演取材だった。超悪印象(_ _;;;...。

 そうそう、お願いだからNetscapeでも全てのページをちゃんと表示できるようにして・・・MSのサイト。

 ソフトウェアに罪はないんだが、MSもビル・ゲイツも、私は個人的にやっぱり好きになれない。

余談:あの98のインストール時(95もか)に登場する、でけでけと太鼓叩いてる「Windowsセットアップ」のアニメーション。あれはやっぱり、あまりにダサくて見ている方がついついフイてしまうことを狙ってるんだろうか? 私ゃ一瞬、チェーンスモークしてる缶詰になって煮詰まったプログラマが、まだ落ちるほどもない灰を落とそうと、灰皿に間断なくタバコを叩きつけてるとこかと思った。

タクシーと叫ぶヤツ

馬鹿じゃないの(_ _;;;...。「タクシー」なんて叫ばなくても、道ばたで車に向かって手を挙げてりゃタクシー呼んでる以外に見えないっつぅ〜の。大体、遠くから走ってくるタクシーに聞こえるとでも思ってるのか?!

葉巻

葉巻やパイプの臭い、もう絶対にダメ(_ _;;;...。あの、鼻や喉の粘膜にまとわりつくような臭い、吐き気をもよおす。しかし、ニューヨークには、歩きながら葉巻を吸うヤツが多い。タバコなんかだと「煙」という感じで避けようもあるのだが、葉巻はもう辺り一面に蔓延する臭いなので避けようがない。ひたすら息を止めて、元々速い歩みをさらに速めて通り過ぎるしかない。タバコが苦手な人が、私が葉巻に対するような感覚をタバコの煙に対して持っているのだとしたら、分煙は絶対に必要だなぁ〜と思ってしまう。

傘を横に持つヤツ

これはもう、後ろから延髄斬り食らわしたろか?! と思うほどムカつく。半径10メートルに人がいないような場所なら、いいよ! 別に傘を横に持とうが、振り回そうが・・・。人混みなんだよ、すぐ後ろに人がいるんだよ! おまけに、大手を振って歩くヤツ。こういうヤツも基本的に嫌いだが、この手のヤツが傘を横に持った日にはもう、「ぶっ殺したろか?」。特に混雑した駅などの昇り階段で、前にこんなヤツがいた日にゃぁ・・・迷わず傘をはたきます!(現実は、かなり控えめ(^^ゞ...)

ゴキブリ

論外。説明不要。

和辛子・タバスコ・キムチ

基本的に辛いものは、ちょっとだけね・・・って人。嫌いな訳ではなく、本当にダメ。唐辛子とかわさびとか、ちょっとだけならOK。紅生姜は好き。でも、「和辛子・タバスコ・キムチ」といった酸味のある辛いモノはぜぇ〜〜〜ったいにダメ。食べられない。ちなみに、熱いものもダメな猫舌。ついでに、食べる速度も異様に遅い(^^ゞ...。
#「和辛子・タバスコ・キムチ」は別に酸味ねぇ〜ぞぉ〜って意見もあるようですが、私にとってはそう感じられる・・・鼻に来るからかな? 湿っぽい辛さを受け付けないのかな?(この辺、理屈じゃないので明確な説明不能) ちなみにマスタードは全然辛くないというか、辛子とは別モンですからOKです。

歩くのが遅いヤツ
これも傘を横に持つヤツ同様、半径10メートルに人がいないような場所なら、どうぞゆっくりお好きな速度で歩いてください。人混みでちんたら歩くなら、他人の邪魔にならないようにちゃんとよけてください。斜めに歩くのやめてください。抜こうとする側にふらふら寄って来やがって、進路妨害だ!
あぁ〜〜〜! うざったいぃ〜〜!

海とか深い川や湖・・・非常に怖い。幼少の頃にジョーズを観たせいかどうか不明だが、とにかく海で泳ぐなんぞ恐怖の一言。18になって、初めて足の届かない海で泳いだ。以降、格好悪いから一応、友人と一緒に沖まで泳いだりもするようになったが、実は内心で非常な恐怖と戦っている。船の上でも、たまに冷静に水面をみつめていると恐ろしくなる。ジェットスキーもやったけど、常にひっくり返って海に放り出されたらどうしよう、と考えていた。プールは昔から好きだが、それでも夜のプールには恐怖を感じる。「グラン・ブルー」って映画があったけど、あんなのもう最低。観ていてあれほど怖くて不愉快な映画はない。恐怖映画全盛期のイタリア映画よりよっぽど怖い。グレート・バリア・リーフに船で行った時も、皆がシュノーケリングをする中、独り甲板でビール飲んでいた。ダイビングとか、一生できないと思う・・・。でも、海が好き。美しい海を眺めるのはもちろん、南の海の白い砂浜で青い空の元、ビール飲んで昼寝して、暑くなったら足の届くところで海水浴。これ最高の幸せ(^^...♪

やたらと健康に気を使っているつもりのヤツ

最近、日本の雑誌から、「よくいる、カフェイン抜きのコーヒーだの、ノンアルコール・ビールだの、菜食主義だのって言ってる白人」は「典型的なひとりよがりのヤッピー」と表現すればいいことを知った。酒・たばこ、嫌いな人は別に構わないけど、体に悪い、とか顔をしかめるヤツ。世間一般に流れているスポンサーがらみの情報に洗脳されて、ダイエット食品を体にいいと信じて買ってる哀れなヤツとかね。馬鹿みたい。

オートマチック

車のオートマチック、一眼レフのオートマチック。今じゃマニュアル版を入手する方が苦労するけど。勝手に「コンサート」だの「ディスコ」だのと設定されていて自分で周波数ごとに設定できないイコライザー、録音レベルを変えられないミニ・コンポ・・・その他いろいろ。余計なお世話な機能は大嫌い。

軟弱なヤツ

精神的にも肉体的にも、軟弱なヤツ、だいっきらい!

ニューヨークが好きだというヤツで、よく聞くと車を運転できないヤツ

車を運転できないくせに、アメリカに来るな。アメリカで車を運転できないというのは、中学生以下の子ども並ということだ。ニューヨークが好きなんじゃなくて、ニューヨークにしか住めないんじゃないか。別にニューヨークが好きでも構わないが、これをアメリカだなんて勘違いするな。ニューヨークは良くも悪くもアメリカじゃない。

ゴルフ

これは、私がつたない文章でぐたぐた説明するより、「私が日頃思っていたことを、よくぞここまで見事に代弁してくれた!」という文章がありますので、こちらをご覧ください。

衣類の柔軟仕上げ剤

なんでこんなもの、使うヤツがいるのか理解できない。仕上がった布地は、トリートメントをギトギトにつけてよくすすがなかった時の髪の毛のように(やったこと、あるのか?!(^◇^ゞ...>自分)ベトベト調。まぁ、日本製の柔軟仕上げ剤だったらそこまでひどいことにはならないかもしれないが、いずれにしても超吸湿性が悪くなる。あんなもの肌着やタオルに使った日にゃぁ〜、手触りはぬめぬめするし、何より汗や水分を全く吸収しなくなって、クソの役にも立ちゃしない・・・。環境にも悪いし。

おにぎりをアルミホイルで包むヤツ

どうしてラップを使わないのだろう? アルミホイルで包んだおにぎりなんて、持ちにくいし包んだまま食べにくいし、下手したらアルミホイルの端で唇切るし、万が一アルミホイルのかけらが口に入って金属で治療した歯で噛んでしまった日にゃぁ〜(経験のある方はわかりますね(^^ゞ...)。ラップで包めばご飯は乾燥しないし、時間があいてもそのまま電子レンジで暖められるし、包んだまま手を汚さずに(おにぎりを汚さずに、か?!)食べられる。何より私はおにぎりを作るときからラップに包んで握っている。手も汚れないし、できあがったらそのまま弁当に持って行ける。おにぎり入れるのに弁当箱なんていらない。誰か、アルミホイルでおにぎりを包む利点があるのなら、教えてください。

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