監督:NIKI CARO
出演:JESSICA CHASTAIN
JOHAN HELDENBERGH
DANIEL BRUHL
VAL MALOKU
劇場でこの作品の予告を観て以来、何がそんなに気に入ったのか、子どもがやたらと観たがった作品。悲惨な戦争物だし長いし、劇場で観て子どもに退屈されても困るので、家で鑑賞することに。
さてさて実際に見てみたところ、ユダヤ人がどうこうとか、ナチスがどうこうと言うより、とにかく戦争そのものが「悪」なのだ、という印象が強い。どんな理由があっても、いかなる事情があっても、とにかく戦争はほとんどの人間だけでなく、すべての動物たちをも不幸にする。誰が悪い、ではなく、戦争自体が悪いのである。
映画としては、成人指定にしないためか直接的な残酷なシーンはなく、全体にかなり優しい印象。ゆるーく安心して見られる反面、現実はこんなに甘くなかっただろ!という思いも多々。
動物たちは非常にかわいいし、主人公家族と動物とのふれあいには心が暖まる。
それにしても、異様に長くてバリバリ説明調な邦題、なんとかならんかね・・・?
鑑賞日:2017年9月9日
製作:2016年・チェコ/イギリス/アメリカ