監督:中村義洋
出演:生田斗真
戸田恵梨香
鈴木亮平
濱田岳
序盤で「お、これはなかなか面白そうなサスペンス」と思ったら、最初の回想シーンあたりから全く違う映画みたいになってきてズリコケ。それはそれで面白かったから、いいけど。
極端な役を演じることが多い鈴木亮平が、不思議なほど普通で好青年なのが新鮮。
一方、戸田恵梨香の、特に前半の演技はわざとらしくて浮いていて、ドラマでよく見る「空回りキャラ」のステレオタイプをなぞっているだけでリアリティなさ過ぎ。外見も、もうちょっと可愛かったイメージがあるんだけど、全然きれいじゃないし妙に老けてるし・・・
犯行内容は、いくら複数犯だからって犯罪素人の貧乏人が行うには無理がある。「ゲイツ」も、どんなに頭が良かったとしてもただのプログラマーであって、ハッカーじゃないしね。放火の際に金を持ち逃げする場面とか、仲間の誰かが宝くじに当たった場面でもあれば、もちっとリアリティがあったかも。
でもって、3人はあれで良かったんですか?! あんな落とし前の付け方で良かったんですか?! 3人にとって、何も解決してないじゃん!・・・と、叫びたくなった結末でありました。
鑑賞日:2018年1月10日
製作:2015年・日本