監督:DARREN ARONOFSKY
出演:MICKEY ROURKE
MARISA TOMEI
EVAN RACHEL WOOD
まるで現実の自分とだぶるかのような、落ちぶれたプロレスラーを、MICKEY ROURKEが好演している。確かにMICKEY ROURKEも80年代に一世を風靡した。これまた80年代に結構人気があったMARISA TOMEIが、そんなに見せちゃっていいの?!ってぐらい大胆にストリッパー(堕ちた女)を演じていたり、配役がなかなか厳しい。頻繁に流れてくる80年代ロック(ヘビメタ)が、またいいねえ。
それにしても、MICKEY ROURKEは体つきからして本物のプロレスラーみたい。歳は取ったけど、プロレス以外何もできない、プロレスしか能がない、帰る場所はリングしかない、本当にそういうプロレスラーに見えたよ。それに、ああいう小さな会場、うらぶれた雰囲気、妙に盛り上がる観客、好きだなぁ。よく行ったなぁ(個人でも、仕事でも)。
この作品を心から楽しめたのは、私がプロレスを見て育ち、一時はプロレスを仕事にしていた(別に自分がプロレスしてたわけじゃないよ)、ガチガチのプロレスファンだからかもしれない(ちなみに、WWEは嫌い)。最近はプロレスも、生観戦、テレビ観戦ともとんとご無沙汰けど、またいつか観に行きたいものだ。
鑑賞日:2009年4月22日
製作:2008年・アメリカ/フランス