監督:矢口史靖
出演:染谷将太
伊藤英明
長澤まさみ
光石研
見終わってとても幸せな気分になれる作品。何度も笑って、時々じーんときて、本来の自然と人間のあるべき関係もちゃんと見せてくれて、ハッピーハッピー、とってもハッピー。
完全に伊藤英明お目当てで見始めたけれど、期待以上に楽しかった。染谷将太は、作品によって良かったり今一だったりするのだけれど、この作品ではなかなか素敵にハマっている。長澤まさみは手足がすらっと長くて、オフロードバイクがよく似合う。もちろんお目当ての伊藤英明は、いつ見ても最高♪ この作品のために練習したという「手鼻」のシーンの見事さに、思わず拍手。遠くからものすごい勢いでダッシュしてきて走っているトラックの荷台に飛び乗るシーンは、素晴らし過ぎて爆笑した。彼なら実際にできそうなところが、スゴい!
この村は確かに田舎だけれど、若い人も子どももたくさんいて、人口比率がとても健全で、すごく素敵なところだな。本当にこんなに素敵な田舎が今でもあるのかどうか分からないけれど、あるとしたら、そこに住んでいる人たちはとっても幸せだ。携帯もインターネットも、特に子どもにとってはないほうが幸せに決まっている。村の人たち全員が家族みたいで、そもそも人類とはこうやって生きるべしというお手本のような村。こんなところに生まれ育ったら、鬱もアレルギーもまったく無縁。子育てのストレスも虐待も、絶対にあり得ない。
ご神木のジェットコースターは、さすがにちょっと悪ノリし過ぎというか、コースどんだけ長いんだ?!とか、あれだけ大がかりなコースや道具作ってたら主人公も事前に気付くだろう!とか、そもそもあれ普通死んでるだろ!とか、突っ込みたくなったけど。ま、すべてはエンタテイメントということで、「なあなあ」・・・。
ところで、主要登場人物の名前がみな「き」で終わるのは、木にかけてる?
鑑賞日:2015年3月4日
製作:2014年・日本