監督:高坂希太郎
声の出演:小林星蘭
松田颯水
水樹奈々
一龍斎春水
小林星蘭って、若いのに声優まで上手にこなして、すごいね。それに引き替え、主人公の両親役の「しゃべり」の違和感ありまくりなことよ。後で調べたら案の定、声優素人・・・(鈴木杏樹と薬丸裕英)。両親の出番が、全体をぶち壊すほどは多くなかったのが不幸中の幸い。
この映画が話題になっていたのは知っていたが、顔の半分を覆い尽くすほど目が巨大な「画風」が今いち受け付けず、あまり見たいと思っていなかった。しかし結局、子どもの希望で一緒に見ることに。
設定も展開も「あり得ない!」のオンパレードだし、「そんなヤツ、ぜってーにいねーよ!」と何度も心の中で毒づいてしまったけれど、なんだかんだで最後にはちゃんとすべて折り合いがついて違和感も何となく消え、それらしく収まってしまっているという不思議な作品。脚本がとんでもなくうまいのか・・・。
それでもどうしても、私は素直じゃないもんで完全には受け入れられなかったんだけど、なんとも上手に作ってあるのでそれなりに面白く、見て損はない。悪い人間が出てこないから、子どもにも安心。最初の印象が悪い連中も、実はみんないいヤツだしね。
それにしても、真月の両親って死んでるわけじゃないだろうに、ガキにあそこまで働かせて何やってんの・・・??? ガキのうちはちゃんと遊ばないと、ロクな大人にならないよん。
鑑賞日:2019年10月20日
製作:2018年・日本