監督:酒井麻衣
出演:萩原利久
八木勇征
和田聰宏
仁村紗和
やっと、やっと、落ち着いてゆっくり静かにこの映画を見る時間が取れた。これだけは、真剣に集中して見たかった。
そして改めてシミジミと、自分は八木勇征本人じゃなくて(いやもちろん本人も好きだけど、滅茶苦茶性格良さそうだし)八木勇征が演じる清居奏と、萩原利久演じる平良一成が心底好きなのだと実感した。
TVerで見たドラマのシーズン1でドハマりして、全話十回以上は見た。オープニングとエンディングのMVはスマホにも入れて、優に百回以上は見た。特典ブロマイド写真付きのDVDボックスも買った。気に入ったシーンを切り出して暇さえあれば繰り返し見た。原作本もドラマのビジュアルブックも買った。DVD購入者特典の平良と清居のトークショーも、さすがに実際に会場には行けなかったけどオンラインで見て、映画化が発表された時は嬉しかった反面、見るのが怖い気持ちもあった。
なにしろ、ドラマのシーズン1の完成度があまりにも高過ぎるから、映画を見てがっかりしたくなかった。(ドラマのシーズン2は当初は可も無く不可も無くという印象だったが、絶妙なタイミングでTVerの再放送が始まったので劇場版を見た直後に2周目全話一気見して、ほぼほぼ劇場番の前フリだったことに気付いた)
かくしてようやく見た劇場版。回想シーンや、懐かしい(?)景色、古民家、学校の映像に、まるで自分自身の思い出を見ているかのように胸がキュンキュン締め付けられた。終盤は平良と清居のプロモーションビデオになってたけど、ぶっちゃけもう全編それで良かったのに、と思う。そもそのこの作品を見るのは、平良と清居の熱烈なファンと、その予備軍だけなんだから。
いくら有名人どうしだからって今時、不倫でもないのに若い2人の仲を事務所が引き裂くとかあり得ないし、落合モトキ演じる狂信的ファンの行動に至ってはほとんどコメディになってたけど(赤いリボンかけられてプレゼントと化した?清居がお茶目)、まあ前田拳太郎も落合モトキも好きだから許す。ってか、予告で前田拳太郎を見た時はてっきり「入間」みたいな役割なのかと思ったけど、全然違った。
ああ、誰もいない静かな場所で何もしないで平良と清居をいつまでもずぅ〜っと見ていたいぃ〜〜〜! ドラマのシーズン1、また見ようっと!
鑑賞日:2024年2月28日
製作:2023年・日本