監督:STEVEN LISBERGER
出演:JEFF BRIDGES
BRUCE BOXLEITNER
DAVID WARNER
CINDY MORGAN
コンピュータが自分の意志を持って暴走するという話は昔からよくあるが、プログラムにまるで人間のような肉体を持たせてしまうと一気に白々しく見えてしまう。さらにプログラムに感情があったり、作った人によって男女の別まであって、女性の姿のプログラムはたかがデジタルデータのくせに(?)くねくねなよなよと鈍くさく動くあたり、見ていてかなりイライラする。主人公も劇中で「夢」と表現しているが、本当に夢か、あるいは「不思議の国のアリス」の世界みたい。
確かにすべてが斬新だし、当時としてはかなり突出した映像技術だったのだろう。デジタル世界の人の顔が白黒(?)なのも、なかなかのアイデアだとは思う。
実は続編の方を先に、飛行機の中で断片的ながらも見てしまい、「なんじゃ、こりゃ?!」とドン引き。それに比べると、こちらのほうが随分とマシというか、まだ見られる。これを見た後で続編を見れば、オリジナルのアイデアを踏襲している部分があったりと、それなりに興味深いのだろう。なんにしても、続編もちゃんと大画面テレビで改めて見るので、続編の感想は見た後でまた書くことにする。
鑑賞日:2011年5月28日
製作:1982年・アメリカ