監督:TIM BURTON
出演:JOHNNY DEPP
HELENA BONHAM CARTER
ALAN RICKMAN
ED SANDERS
いかにもTIM BURTONっぽくて暗〜い、そして絵本のような映像。普通に映画化したらとてつもなく陰惨なお話だが、TIM BURTONだしミュージカルだし・・・で、なんとも妙な感覚の映画になっている。
舞台のロンドンはどこまでも暗く、いかにも不潔っぽい。その暗い画面の中で、顔は真っ白、目の周り真っ黒という異様な風貌の役者たちがゴシックな(?)服装で歌いまくる。飛びまくる血しぶきは彩度を落としてグロさを軽減。残忍で悲惨な話なのに、逆にこっけいだったり、時に可愛かったりもする、実に不思議な映画。
JOHNNY DEPPが歌手でもないのにちゃんと歌えているのに感心。子役のED SANDERSは、一生懸命歌っている姿がとっても可愛かった。
終わり方は予想を裏切られたけど、なかなか面白かった。暗い話は好きだし、悲しい話も嫌いじゃない。ただ、もうちょっとテンポを上げて短くしても良かったかも。
鑑賞日:2009年1月10日
製作:2007年・アメリカ/イギリス