監督:TOM MCCARTHY
出演:MATT DAMON
CAMILLE COTTIN
ABIGAIL BRESLIN
LILOU SIAUVAUD
環境汚染の話だと思って見始めたのに、なんだかおかしい。いつになったらPFOAの話が出てくるんだ?!と思いながらダラダラと見続け、半分近く過ぎたところで「ダーク・ウォーターズ」と勘違いしていたことに気付く。我ながら大間抜け。既に1時間も見てしまったから今さら止めるのも悔しくて、結局、最後まで見ることに。
まあ一言で言うと、ホワイトトラッシュの父娘のお話。
まず何よりも、主人公である父親が救おうとしている娘に、1ミリも同情できない状態で、この作品をどう見たらいいのか非常に困った。田舎くさいデブスで、自分勝手で傲慢で、本当に腹が立つ。過去に何があったにせよ、現在は自分のためにすべてを犠牲にしている父親に対して、まったく感謝する様子がないどころか、あの偉そうな態度は何? ケガをしている父親を見て心配するどころか悪いことをしたのではないかと疑うって、一体全体どういう神経? そもそも、クソ田舎の労働者階級の娘のくせに、マルセイユなんかに親の金で留学してんじゃね〜よ! 分相応に地元のコミュニティカレッジにでも行っとけ! もう、こんなブタは「ブタバコ」に入れたまま放っておけばいいじゃん!(って、それじゃ映画にならないけど)
主人公もいつまでフランスにいるんだ?! 娘は刑務所、親父は不法滞在不法就労かよ。
現地の母娘との交流にも、なんだかまったく心動かされなかったな。
マルセイユって港町として有名なものの自然豊かな印象はなかったけど、風光明媚な海岸線もあるんだね。まあ、行きたいとも思わないし、死ぬまでに行くこともないと思うけど。
鑑賞日:2022年11月6日
製作:2021年・アメリカ