監督:ANDREI TARKOVSKY
出演:ALEKSANDR KAYDANOVSKIY
ANATOLIY SOLONITSYN
NIKOLAY GRINKO
ALISA FREYNDLIKH
そこそこ有名だし、どこぞで高評価を読んだので見てみたのだが、私には何だかさっぱり。まず何よりも、見ていると強烈に眠くなってくる。襲ってくる睡魔のあまりの強烈さに2回も中断して、3日がかりでようやく見終えた。よほど体調が良くて前夜の睡眠もばっちりの時でないと、163分の長編を一気に見るのは不可能だな。
主な舞台は「ゾーン」と呼ばれるエリアなのだが、どうにもチェルノブイリが浮かんでしまって困ったもんだ。この映画が作られたのはチェルノブイリ原発事故が起こる何年も前だから、そんなハズはないんだけどね。
でもって、薄汚いおっさんたちが廃墟「ゾーン」を、さんざんもったいつけて思わせぶりしながら、延々と歩きまわる。これがまた、ゲキ寒のはずなのに水たまりの上で寝てみたりする。例え暖かくたって、んなとこで寝られるかよ!!! いかにも汚染されていそうな薄汚い水やゴミがたまっている中(こちらは豊洲を彷彿・・・)に何度も突っ込んでみたり、しまいにゃ胸まで汚水に浸かって、んなん普通発狂するわ! この映画みたいにそのまま歩き続けてたら全員、肺炎か凍死だろ・・・
教授とか作家とか、わざわざ金払ってあんな大変な思いをしてあんなところまで、結局一体全体何しに行ったのか・・・???? 冒頭ではあんなにつれなかった妻が、帰ってみたら急に優しいのも謎。場面によって、映像が白黒(白セピア)だったりフルカラーだったりするのも、何か意味があるのか・・・? とにかく難解過ぎ・・・でもって、あえて解こうと思うほどの興味も湧かない。
・・・ってか、これってSFなんですか・・・?????
鑑賞日:2017年2月1日
製作:1979年・ソ連