監督:堤幸彦
出演:戸田恵梨香
加瀬亮
北村一輝
向井理
SPECの完結編、前編後編まとめて感想。
引き延ばし方が強烈。特に前編の最後部分とか、めまいがするほどしつこく、かつ露骨に無理矢理引き延ばしている。これって前後編に分ける必要、あったんだろうか? わざわざ2部に分けて劇場公開して、元は取れているのかと心配になる。無駄を削ってテンポ良くして、1本の映画にしたほうが良かった。(いろいろ大人の事情があるのかもしれないが)
劇場版だけに俳優陣は無駄に(?)豪華だ。特撮も、テレビよりお金をかけていますよ、というのがよく分かる。テレビドラマからずっと見ているもんで、ついつい惰性で最後まで見てしまったものの、お気楽な暇つぶし以上でも以下でもない感じ。「人類がミジンコ以下」というところには、賛同するけどさ。
まあ、後編(爻ノ篇)はCGを使いまくりなので、劇場で観たら遊園地的に楽しいかもね。エンディング曲もよろし。最後の加瀬亮の特殊メイクは超リアル。
ってか、こんな作品できっちり主役を演じられる、戸田恵梨香ってきっといい人なんだね。北村一輝も芸幅が広いな。
鑑賞日:2021年5月7日
製作:2013年・日本