監督:BRIAN DE PALMA
出演:NICOLAS CAGE
GARY SINISE
CARLA GUGINO
ちょっと変わった撮影方法が多用されている。観客は、その時々で、さまざまな登場人物の視点から場面を眺めることになる。時にゆがんだり、時にぼやけたり、回想と現実が交錯したりする。なかなか、面白い。
冒頭シーンは少々騒ぎすぎといった感もあるが、話が進むに連れて展開が心地よくなってくる。
最初は何者だかわからなかったグギノが、途中からがぜん、かわいらしく見えてくる。ケイジは、この人は本当に鬼気迫る演技がうまいというのか、似合っているというのか。観てないけど、「CITY OF ANGELS」の天使の役なんて絶対に似合わない気がする。
全編を通して暗いのが、デ・パルマ的といえばデ・パルマ的か。
鑑賞日:1999年4月2日
製作:1998年・アメリカ