監督:BOB PERSICHETTI
PETER RAMSEY
RODNEY ROTHMAN
声の出演:小野賢章
宮野真守
乃村健次
悠木碧
実写版映画とはひと味違うスパイダーマン。予告映像を劇場で観たことはあったが、こんな展開だとは思いもよらず、意表を突かれて楽しい驚き。
かなりコメディ寄りにはなっているが、軸になるストーリーはしっかりしている。お約束の(?)主人公少年の成長物語でもあり、別世界のピーター・パーカーの再生物語でもある。
映像は、どれを見ても同じに見える食傷気味のCGアニメばかりでなく、手書き風「マンガ」チックなシーンも多々あり、「デジモンアドベンチャー/ぼくらのウォーゲーム!」を彷彿させるような映像もたくさん出てくる(「サマーウォーズ」と例えたほうが分かりやすいか)。新しいけど懐かしいような、不思議な作品。
日本語版を見たけれど、近年ありがちな「声優ではない」有名人を使っておらず、達者な本職声優さんたちが完璧な声の演技をしてくれているので、「こいつ声が合ってない」とか「下手すぎる」とか余計なことに気を取られずに楽しめるところも嬉しい。特に宮野真守は、いつ聴いてもホレボレするようないいお声(本人自身も、声だけ出演なのがもったいないぐらい格好いいけど)。
鑑賞日:2019年10月17日
製作:2018年・アメリカ