監督:成島出
出演:工藤阿須加
福士蒼汰
吉田鋼太郎
黒木華
いかにも今風の長ったらしいタイトルから、見る前は少しひいていたのだが(飛行機の中で他に見たい映画もないという状況じゃなかったら、そもそも見ていなかった)、意外に素敵なお話だった。
キャスティングで成否の9割が決まってしまうようなタイプの作品だと思うのだが、そのキャスティングがもうとにかく絶妙。福士蒼汰は、それ反則だろ?!ってぐらいさわやかで、こんなにさわやかな人間がいるハズないから確かに幽霊かもって思ってしまったりして、とにかく人間離れしたあり得ないレベルのキラキラ感でぐいぐい迫ってくる。
一方の工藤阿須加も、微妙なイケメン具合がぴったり適役。追い詰められた暗い顔からはじけた笑顔、「歯磨きのCMみたいな」(←このセリフには笑った)さわやかスマイルまで、安定した演技力で観客を惹きつける。
周りもがっちり実力派で固めてます。
さすがにブルネイはちょっと飛躍し過ぎだろって思うけど、青い空と青い海はどこまでも美しく心をいやしてくれる。
それにしても、今の日本って実際にこういうブラック企業で埋め尽くされていそうで、空恐ろしい・・・
鑑賞日:2017年11月11日
製作:2017年・日本