最近の恐怖映画の中では名作と言われているこの作品、確かにタイトルは有名だ。せっかくビデオ屋の棚で発見したので、借りることにした。最近の恐怖映画はスプラッター系ばかりで、70年代に流行ったような身の毛もよだつような深い怖さの作品が全くなくて、実はあまり好きではない。
まず冒頭から「なんだ!この頭の悪いガキは!早く逃げんかい?!」と、いきなり画面を見ながら力が入ってしまっている私。これは、なかなか楽しめそうな予感。そして、主役登場。この主役のCAMPBELLが可愛い。これは絶対に基本。恐怖映画の主人公は可愛くなくてはいけない! 単なるスプラッター物かと思ったが、途中の展開も高校ドラマとしてそこそこ楽しめる。登場人物も、本当にアメリカの郊外の高校に絶対いそうな感じで非常にリアル。主人公の彼氏役のULRICHがまた、登場する他の小憎たらしいガキと比べるとかなり二枚目で、これもイケてる。
最後のオチは、相当に好き嫌いが別れると思うが、オチがわかるまではなかなか面白い。かなり真剣に見入ってしまった。ちなみに私はあのオチは今いち納得できなかったが、総合評価は「そこそこお薦め」。
鑑賞日:1998年3月11日
製作:1996年・アメリカ